Business
2021.02.26
オンラインでクルマを売る──メルセデス・ベンツやポルシェ、BMWの挑戦
デジタル・パーチェス。最近、クルマの世界で話題になっているキーワードだ。簡単にいうと、オンラインでクルマの販売を積極的に行うこと。例えばドイツのメルセデス・ベンツは、新型コロナウイルス感染症の流行の中、デジタル技術がセールスの大きな武器になるとしている。

「私たちの顧客の多くにとって、ラグジュリーとは何でしょうか。それは利便性と、快適性と、時として、しかしより重要な要件として、時間の節約を意味します」
ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツのボードメンバーとして、マーケティングとセールスを担当するブリッタ・ジーガー氏は、上記のように述べている。注目に値するのは、私たちの社会が新型コロナウイルスの拡大に見舞われている今、ラグジュリーとは「シームレス、便利、そして安全」の同義語であるとジーガー氏がしていることだ。
スポーツカーメーカーのポルシェも、欧州でオンラインによる販売に力を入れると発表した。「顧客は、デジタルとリアルな店舗とを使い分けている状況が生まれていますので、私たちはそれに対応していく必要があるのです」。ポルシェAGでやはりセールスとマーケティングを担当するボードメンバーのデトレフ・フォン・プラテン氏は語る。
ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツのボードメンバーとして、マーケティングとセールスを担当するブリッタ・ジーガー氏は、上記のように述べている。注目に値するのは、私たちの社会が新型コロナウイルスの拡大に見舞われている今、ラグジュリーとは「シームレス、便利、そして安全」の同義語であるとジーガー氏がしていることだ。
スポーツカーメーカーのポルシェも、欧州でオンラインによる販売に力を入れると発表した。「顧客は、デジタルとリアルな店舗とを使い分けている状況が生まれていますので、私たちはそれに対応していく必要があるのです」。ポルシェAGでやはりセールスとマーケティングを担当するボードメンバーのデトレフ・フォン・プラテン氏は語る。

「販売店で買う、あるいはオンラインで買う、ユーザーには選択肢が多いのがよい」とポルシェ
オンライン販売が、今加速している。高級機械式時計の分野でも、オンラインコンシェルジュなどと称して、オンラインの画面越しにセールス担当者と1対1の会話ができる。それによって製品知識を得て、最終的には購買を判断することになる。
日本におけるオンラインセールスの草分け的存在の自動車ブランドは、意外なことに、日本車ではなく、ドイツのBMWだ。日本法人であるビー・エム・ダブリューでは、ピュアEVの「i3」をどのメーカーよりも早く製品化。さらに2015年4月に、このi3をAmazonで販売した。
日本におけるオンラインセールスの草分け的存在の自動車ブランドは、意外なことに、日本車ではなく、ドイツのBMWだ。日本法人であるビー・エム・ダブリューでは、ピュアEVの「i3」をどのメーカーよりも早く製品化。さらに2015年4月に、このi3をAmazonで販売した。
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