Business
2019.01.10
位置情報補正をクラウドで提供、顧客動線の把握などに
人やモノの動きと位置を厳密に把握するためのマップマッチング。クラウド化の意味は?

「マップマッチングを、もっと手軽に利用できるように」
こうした想いから、マップマッチング技術をクラウドサービスとして提供しようとしている企業がある。インフォマティクスだ。マップマッチングとは、カーナビゲーションや、スマートフォン向けアプリ「Google Map」などの地図上に利用者の現在位置を重ねて表示する際に、位置の誤差を補正するための仕組みである。
ルート案内サービスなどを使ったとき、建物が入り組んだ場所を通ったりすると、地図上での自分の位置が、実際の位置より通り1本分ほどずれてしまうといった経験は、誰にもあるだろう。方向音痴の筆者は、よくこれで迷子になる。
ナビゲーションシステムにおいて位置情報を取得する方法としては、GPS(全地球測位システム)を用いる方法(衛星航法)や、車速・方位・加速度などのセンサーを用いる方法(自律航法)がある。ただ、これらの方法で得た情報から算出した位置情報には多少の誤差が含まれ、実際の位置からずれることがある。
こうしたところにマップマッチングを使うことで、位置情報の誤差を減らせる。GPSなどの位置情報と、これまで通過してきた道路を比較し、最も適切な道路上に現在地を補正して「地図データ上で移動した経路(道路)」を特定する。
こうした想いから、マップマッチング技術をクラウドサービスとして提供しようとしている企業がある。インフォマティクスだ。マップマッチングとは、カーナビゲーションや、スマートフォン向けアプリ「Google Map」などの地図上に利用者の現在位置を重ねて表示する際に、位置の誤差を補正するための仕組みである。
ルート案内サービスなどを使ったとき、建物が入り組んだ場所を通ったりすると、地図上での自分の位置が、実際の位置より通り1本分ほどずれてしまうといった経験は、誰にもあるだろう。方向音痴の筆者は、よくこれで迷子になる。
ナビゲーションシステムにおいて位置情報を取得する方法としては、GPS(全地球測位システム)を用いる方法(衛星航法)や、車速・方位・加速度などのセンサーを用いる方法(自律航法)がある。ただ、これらの方法で得た情報から算出した位置情報には多少の誤差が含まれ、実際の位置からずれることがある。
こうしたところにマップマッチングを使うことで、位置情報の誤差を減らせる。GPSなどの位置情報と、これまで通過してきた道路を比較し、最も適切な道路上に現在地を補正して「地図データ上で移動した経路(道路)」を特定する。

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