Business
2019.01.09
業務で使える「ネックスピーカー×AIアシスタント」
オンキヨーが目指す「音とAIの融合した世界」とは。

とある小売店――。店内の顧客は皆、首にネックスピーカーを乗せている。スピーカーから聞こえてくるのは、それぞれの顧客に合わせたオススメ商品やタイムセール情報などの案内。指向性のあるネックスピーカーだから、一人ひとりが聴いている内容が違っても、お互いの音はじゃまにならない。

ウエアラブルネックスピーカー「NC-VX01(プロトタイプ)」(出所:オンキヨー)

さまざまな職種での利用イメージ(出所:オンキヨー)
こんな、今までのAI(人工知能)スピーカーとはちょっと違うソリューションを提供しようとしているのが、オンキヨーである。同社が開発したウエアラブルネックスピーカー「NC-VX01」と、NTTドコモが開発した「AIエージェントAPI」を組み合わせて、業務効率の改善や人手不足の解消といった企業ニーズに応える。両手が自由に使えることや、周囲の音が聞き取りやすいといったネックスピーカーの特徴を活かして、AI活用シーンの拡大を狙う。冒頭に挙げた買い物支援のほか、会議室予約なども応用としては有力だ。例えば「14時からA会議室空いてる?」といった具合に音声で空き状況の確認や予約操作を完了できれば、業務の効率化につながる。

さまざまな職種での利用イメージ(出所:オンキヨー)

さまざまな職種での利用イメージ(出所:オンキヨー)

さまざまな職種での利用イメージ(出所:オンキヨー)

さまざまな職種での利用イメージ(出所:オンキヨー)
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