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公開日: 2020.03.19
ジュネーブモーターショー2020中止で、新車発表の場はオンラインへ
新型コロナウイルスの影響によりジュネーブモーターショー2020は中止となったが、自動車メーカー各社はオンラインに発表の場を設けた。

※ Eクラスの改良モデルを発表したメルセデス・ベンツでは、このようなかたちで自社の専用サイトで新車を発表
モーターショーを観ていると、年を追うことにデジタル技術が多くなり、電動車の数も増えている。ショーのなかでもとりわけ有名なのが、毎年3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショーだ。
第90回を迎える歴史あるショーなのだが、その2020年は一風変わったかたちの開催となった。デジタルなショーになったのだ。
本来は空港近くの見本市会場が予定されていたが、新型コロナウイルスの予防のため、スイス政府は1000人以上の集会を禁止。ジュネーブモーターショーの開催者も、決定にならって、大胆にもショーをデジタル化したのだ。
本来100を超える新車が展示されるほど、国際的に注目されるショーである。参加するのは、大手メーカーから、ほとんどガレージメーカーのように、クルマ好きが趣味で作るような規模まで、実にさまざま。
とりわけ電動技術が普及したため、クルマ作りのハードルが下がったようで(内燃機関のクルマ作りはかなりむずかしい)、電動のスポーツカー、電動のSUV、電動のリムジン、さらに電動のバイクと、あらゆる電動車が来場者を楽しませてくれていた。
2020年は会場は一般公開せず、各メーカーが自社のWebサイトで新車のお披露目をすることになった。3月3日から開かれるはずだったプレスデイのタイミングで自社のWebサイトを使ったり、YouTubeを使ったり。仕掛けに手間がかかるため、従来のように、おもしろいクルマとの出会いを存分に楽しむのが難しかったのは事実。
それでも、スポーツカー、セダン、ハッチバックなど、多くのジャンル(米国や中国のショーと違いSUVが少ない)で、個性豊かなクルマが出そろった感がある。
第90回を迎える歴史あるショーなのだが、その2020年は一風変わったかたちの開催となった。デジタルなショーになったのだ。
本来は空港近くの見本市会場が予定されていたが、新型コロナウイルスの予防のため、スイス政府は1000人以上の集会を禁止。ジュネーブモーターショーの開催者も、決定にならって、大胆にもショーをデジタル化したのだ。
本来100を超える新車が展示されるほど、国際的に注目されるショーである。参加するのは、大手メーカーから、ほとんどガレージメーカーのように、クルマ好きが趣味で作るような規模まで、実にさまざま。
とりわけ電動技術が普及したため、クルマ作りのハードルが下がったようで(内燃機関のクルマ作りはかなりむずかしい)、電動のスポーツカー、電動のSUV、電動のリムジン、さらに電動のバイクと、あらゆる電動車が来場者を楽しませてくれていた。
2020年は会場は一般公開せず、各メーカーが自社のWebサイトで新車のお披露目をすることになった。3月3日から開かれるはずだったプレスデイのタイミングで自社のWebサイトを使ったり、YouTubeを使ったり。仕掛けに手間がかかるため、従来のように、おもしろいクルマとの出会いを存分に楽しむのが難しかったのは事実。
それでも、スポーツカー、セダン、ハッチバックなど、多くのジャンル(米国や中国のショーと違いSUVが少ない)で、個性豊かなクルマが出そろった感がある。
8代目ゴルフに設定されたハイブリッド電動車「GTE」はジュネーブのショー会場の代わりにオンラインで公開された。
私たちジャーナリストは、ジュネーブに出向く代わりに、自分のデスクトップあるいはiPhoneで、各メーカーのプレスブリーフィングを視聴することになった。初めての体験だ。
本来なら集まった記者の前に登場して、檀上でスピーチするメーカーの人たちが、今回は、テレビのワイドショーよろしく画面に登場して、キャスターの質問に答えながら、ニューモデルの解説をした。
ショーに行かずに発表が分かるという点でこれをよしとするジャーナリストがいる一方で、実車をさまざまな角度から観て、かつ経営者や開発者の生の声を聞くことを重要視してきた人たちには、ちょっと味気なかったのも事実である。
なにはともあれ、新型コロナウイルスの流行があろうと、デジタル技術がコミュニケーションを可能にしてくれた点は、おおいに評価していいと思う。ここでも、当初はショー会場からのリポートを、と考えていたが、上記の理由で、メーカー発表の新車の数々を紹介したい。
発表されたクルマの数はかなり多いので、その中から、だんだん大きな波となってきた電動車を中心にお見せする。
本来なら集まった記者の前に登場して、檀上でスピーチするメーカーの人たちが、今回は、テレビのワイドショーよろしく画面に登場して、キャスターの質問に答えながら、ニューモデルの解説をした。
ショーに行かずに発表が分かるという点でこれをよしとするジャーナリストがいる一方で、実車をさまざまな角度から観て、かつ経営者や開発者の生の声を聞くことを重要視してきた人たちには、ちょっと味気なかったのも事実である。
なにはともあれ、新型コロナウイルスの流行があろうと、デジタル技術がコミュニケーションを可能にしてくれた点は、おおいに評価していいと思う。ここでも、当初はショー会場からのリポートを、と考えていたが、上記の理由で、メーカー発表の新車の数々を紹介したい。
発表されたクルマの数はかなり多いので、その中から、だんだん大きな波となってきた電動車を中心にお見せする。

「イスパノスイサ」は1910年代にスペインで創業し数多くの高級車とスポーツカーを手がけたブランドで、2019年にBEVのスポーツカーとして再スタート

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