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Business 2018.12.20

VRで変わる教育現場、障害を乗り越える「インクルーシブ教育」

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香川で始まった教育改革の取り組み、バーチャルリアリティが切り開く。

※ 上の写真は「障がいVR体験」の様子
 障がいの有無にかかわらず、誰もが通常の学校で学べるようにする「インクルーシブ教育」。デジタル技術は、そんな場面でも活躍しそうだ。富士通は香川大学や香川県教育委員会と協力して、教員が障がいを持った児童・生徒が学校で感じている困難や不自由さを理解する試みを始めた。現場の教員や教育関係職員がVR(バーチャルリアリティ)を使って、障がいを持つ児童や生徒が学校で感じている困難や不自由さを疑似体験するという取り組みである。小豆島町教育委員会や土庄町教育委員会も協力して、障がい理解を促し、特別支援教育の専門性向上を目指す。

広がるインクルーシブ教育、課題は教員のスキル

 文部科学省によると、国内の小中・高等学校などの教育現場で、知的障がいや肢体不自由、弱視、難聴などの理由から、特別支援教育を受けている幼児児童生徒数は48万6377人。小・中・高等学校などの在学者全体に占める割合は3.2%で、例えば全校生徒300人の学校であれば、約10人の生徒に特別支援教育が必要ということになる。

 特別支援教育といっても、特別支援学校や特別支援学級での教育もあれば、障がいによる困難を改善・克服するために週に1から8単位だけ別室で特別な指導をする「通級」もある。

 通級は、1993年から20年以上にもわたって小・中学校では実施されており、2018年度からは高等学校でも実施されるようになった。これを受けて、例えば神奈川県では2018年10月に県内の公立高校14校を、障がいのある生徒が通常学級で学ぶインクルーシブ教育の実践推進校に指定している。同様の取り組みは、全国でも進められている。

 こうしたインクルーシブ教育の実践において、新たに課題として浮上してきのが、教員の「専門性の向上」だ。とりわけ難しいとされるのが、障がいを持つ児童・生徒が、学校生活において実際にどのような困難や不自由さを感じているのかを正しく理解すること。学校や現場の教員が障がいへの理解をいかに深めていくか、その手段として期待されているのがVRである。

 実は、富士通や香川大学による実証研究が始まったのは2015年1月のこと。特別支援が必要な児童・生徒の教科学習や生活単元学習、自立活動などに、どのようにICTを活用するかの研究からスタートした。

 2016年1月からは実証研究を本格化させた。例えば、上肢に障がいがあり文字を書くのが難しい生徒が、タブレット端末のソフトウエアキーボードを活用できるようにした。さらに、発達障がいで自分の気持ちを伝えることが苦手な生徒には、自分の感情をタブレット端末に表示されるアニメーションから選択することで、「嬉しい」「悲しい」などの感情を表現できる仕組みの活用を提案するなどして、一定の効果が得られることを確認してきた。

 こうした実証研究の成果と、2018年度から「通級」が高等学校でも実施されることを受け、このほど、VRを活用した教員、教育関係職員の専門性向上への取り組みを開始した。実証研究は、障がいがある子どもの教育に携わる小豆島地域の小・中学校、および2018年度より通級指導制度が開始された高等学校の計5校と、香川県の教育に関する研究および教育関係職員の研修を行う教育センターの教員・支援員約50人が対象で2019年3月31日まで実施される。

障がいを持つ児童・生徒がどう感じているのかをVRで疑似体験

 今回の実証研究では、まず、教員や教育関連職員がVRで、障がいがある子どもたちの困難を疑似体験し、障がいへの理解を深め、学ぶ「障がいVR体験」を実施する。具体的には、香川大学教育学部 坂井研究室・宮崎研究室と富士通が共同でVR環境を構築し、教員と支援員が自閉症者の感覚過敏を体験できる全天球映像(英国国立自閉症協会が制作)を、VRヘッドマウントディスプレイを通して疑似体験できるようにする。
全天球カメラでの「遠隔授業指導」の様子

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