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Ideas 2019.03.14

人と人・データ・アプリをタイムリーにつなごう──MeetsDIGITALIST「組織コミュニケーションの未来」(前編)

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デジタル化が進む一方で、企業の枠に縛られない組織づくりという考えが広がりつつある。そうしたなかで、今後の組織内コミュニケーションはどうなるべきか。

 デジタル技術の浸透に伴い、「仕事」を取り巻く環境、価値観はハイスピードで変化を続けている。組織のあり方や、そこでのコミュニケーションの手段についても、抜本的な見直しを迫られている企業は多いだろう。そんな中、新しいビジネスコミュニケーョンツールとして存在感を発揮しているのが「Slack」である。Slackを活用すると、ビジネスシーンにどのような可能性が生まれるのか。「Meets DIGITALIST 〜組織コミュニケーションの未来〜」において、Slack Japanカントリー・マネジャーの佐々木聖治氏が基調講演を行なった。

ビジネスパーソンから学生まで、全国で使われているSlack

(以下、佐々木氏の講演)

 Slackは、「ビジネスコラボレーションハブ」というコンセプトを掲げ、日本で活動し始めて1年ちょっと経ちます。おかげさまで大変好評いただいており、「とても好きだから使っている」という声を毎日のように頂戴しています。

 最近ではビジネスパーソンだけでなく、全国の若い方、学生さんたちも盛んにSlackを使ってくださっているようです。昨年の秋、JPHACKS2018という学生向けハッカソンが開催されたことをご存知でしょうか。全国七ヶ所で開催される大きなイベントですが、ここでのSlackの認知度が非常に高かったんです。教授を巻き込んで授業で使っていたり、サークルで使っていたり、といった話も聞きました。ちなみに東京大学のアメフト部では、クォーターバックなどポジションごとにチャンネル(チャット上の会議室)を作り、作戦を話し合ったり動画をアップしたりと活用しているそうです。面白いですね。

 ついでにもう一つ、最近の嬉しかった事例を紹介しますと、先日第160回芥川賞を受賞した『ニムロッド』という小説にもSlackが登場するシーンがあります。こんな形で宣伝いただけるとは思わず、とても晴れがましい気持ちになりました。

Slackのはじまりはゲーム開発用のメッセージ機能

 少しSlackの歴史についても触れさせてください。

 Slackの創業者は、スチュワート・バターフィールドという人です。なかなかの苦労人で、カナダでコンピュータサイエンスを学んだあと、まずゲームの会社を作ったものの、これがうまくいかず、そこから派生して写真の共有サービスなどを作っていました。そしてその後、再び対戦型ゲームの会社を興したのですが、これも成功せず終わります。

 ただ、彼らはそのゲームの副産物としてメッセージをやり取りするプログラムを開発していまして、これが実はSlackになったんです。やがて、2014年2月にSlackはサービスを公開。口コミでどんどん使用者が増え、世界十カ国に拠点を持つまでに広まりました。日本法人ができたのは一昨年、2017年のことです。

 現在Slackは世界150カ国以上で使われており、そのうち50%以上を北米以外の国が占めます。また、8万5000人以上が有料プランで使用してくださっている他、デイリーアクティブユーザーはとうとう1000万人に到達しました。デイリー、という点が非常に重要です。

 Slackの目的はひとえにビジネスのシーンで毎日使っていただくこと、そしてユーザーのみなさんに心地のいい体験をしていただくことですから、これほど多くの方に使っていただき、感謝の念に堪えません。

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