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Ideas 2019.03.12

我々は未来の建物を変えられるのか(前編)──「Meets DIGITALIST どこまでアップデートできる? 未来のオフィスビル・街区」

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デジタル技術を使い倒すとどのようなオフィスビルを作れるのか。建築家・豊田啓介氏の刺激的な発想をお届けする。

 “オフィス”。それは多くのビジネスの起点となる場所であり、さまざまなアイデアを産み育む重要な空間だ。雨風をしのげて机があれば仕事はできる、という考え方がある一方で、よりイノベーティブな場を生み出すことで、ビジネスシーン全体を刷新していこうと考える人々もいる。最新のデジタルテクノロジーは、私たちのワーキングスペースの未来に、どのような可能性を与えるのか。

 こうしたテーマについて考えるべく、DIGITALISTは1月31日、「Meets DIGITALIST どこまでアップデートできる? 未来のオフィスビル・街区」を開催。その基調講演で、建築・デザイン事務所noiz(ノイズ)を主宰するメンバーの一人、豊田啓介氏が、オフィスビルや街の未来、デジタル技術がもたらすインパクトなどについて語った。

「物質と情報の境界」がなくなる

(以下、豊田氏の講演)
 僕から皆さんに提示したいテーマは、簡単に言えば「物質と情報の境界の話」ということになります。

 テクノロジー、ITといえば扱うのは「情報」です。そして僕らはモノ、「物質」の世界に生きています。この2つは対義語として、相容れないものとして扱われる感覚がありますが、実務としてデジタル技術を扱っていると、実はこの2つの境界はどんどん曖昧になっていきます。モノとして扱っていたものが情報として動き始めたり、情報だと思っていたものがモノのように振る舞い始めたり。

 この2つは簡単に分けられないということが見えてくると、これは制約なのか可能性なのか、という問いも生まれます。僕自身は、これは大きな可能性であると考えていますので、そういったお話をできればと考えています。

コンピュテーショナルデザインの時代に社会が追いついていない

 まず、僕らnoizのやっていることと、問題意識について軽く触れたいと思います。

 noizは、簡単に言えば建築の設計事務所です。ただ、デジタル技術を発展的に活用することで、より複合的にこの領域のことを手がけている事務所でもあります。これを僕らはコンピュテーショナルデザインと呼んでいるのですが、要はデジタルを使ってなんでもやってみよう、設計や施工、工数などの因果関係をより積極的に、実験的・実証的に考えていこう、という思想ですね。

 これを突き詰めてきた結果、もはやアウトプットが建築物である必要すらなくなってきました。だから最近では、ファッションブランドやスポーツメーカーとのコラボなどの仕事が増えています。例えば去年(2018年)のパリコレでは、「アンリアレイジ」というブランドを手がけるデザイナーの森永邦彦さんと組んで、「ROLL」というコレクションの概念構築や技術実装に関りました。これらの服は、デニム生地のロールを、ドリルを装着した工業用のロボットアームで削り出して作ったものです。「服って何なんだ」という問いを、普通とは違うアプローチで考える試みだと言えるでしょう。

 あとは、まだ商品化していない段階ですが、20世紀の有名家具のデータをひたすら取り込んでいき、そのプロファイルデータを取ることで、人が自分好みの家具を自在にカスタマイズできるプログラム、というものも作りました。データから自分の好きなデータを好きな順番で取り込むことで、オーダーメイドの家具データが出来上がる。それを作り上げるシステムさえ作ってしまえば、イケアの家具のような感覚で、世界で一つだけ、自分だけのカスタム家具であることが普通といった状況もあり得ます。これを20世紀のマスプロダクションに対してマスカスタマイゼーションというのですが、理論上も実際上も、もはやこの段階まできています。

 ただ、テクノロジーを使った試みの幅は広がってきているのに、社会の方はまだそれに追いついていません。先ほどの家具の話で言えば、今の知的財産権というのは一つひとつのデザインの形やプログラムの記述そのものにかかるので、作るごとに形が異なるプロダクトや、同じ効果を生む異なる記述のプログラムに対しては主張できません。つまり、カスタムによって作り出した家具のデータそれぞれを商標登録する、といったことはできないんです。そうすると、マスカスタマイズの商品は現状の商環境では守りようがない。こうした、テクノロジーと社会のズレみたいなものが広がってきているのが現状だと思います。

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