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公開日: 2020.08.31
スバルの新世代アイサイトXで”ぶつからない”がさらに進化 新型レヴォーグ試乗リポート
SUBARUが誇る安全技術が「アイサイト」だ。ステレオカメラを使って、衝突回避と運転支援を行う技術として、名高い。今秋、フルモデルチェンジが予定されている「スバル・レヴォーグ」とともに、さらに機能が強化されるという。

注:この記事では社名をSUBARU、車両はスバルとした
SUBARU独自の安全技術であるアイサイトは、大きく言うと二つに分けられる。一つは従来からの衝突回避など、安全性のためのもの。もう一つは運転支援機能を持たせた新世代の「アイサイトX(エックス)」(こちらはオプション)だ。アイサイトについては、すでに知る読者も少なくないだろう。
市場導入を控えた、「アイサイトX」を、筆者はひと足先にテストする機会に恵まれた。現行より大型化した2基のカメラと前方用レーダーが組み合わされて、新しいレヴォーグに搭載される。
2基のカメラを使うことで、二次元でなく、距離情報も取り込めるのがメリット。レヴォーグのウィンドシールドを見ると、リアビューミラーの近くに、カメラユニットが存在を誇示するかのように、据え付けられているのが分かる。
「アイサイトで追突事故発生率は84%減少、歩行者事故発生率は49%減少しました」。SUBARUのホームページには、これまでアイサイト技術が事故低減に貢献した証明として、交通事故総合分析センターのデータ分析による数値が掲げられている。
実際に、スバル車を運転したことのある人は、事故に遭っていないまでも、先行車追従走行や車線中央維持といった走行における機能や、アクセル、ブレーキそしてステアリングホイールの操作支援の恩恵を感じた経験を持っているのではないだろうか。
私が、アイサイトX装備の新型レヴォーグ・プロトタイプを試したのは、テストコースだ。今回は主に運転支援システムがいかに働くかを、実車で確かめるという内容である。結論からいうと、すばらしい技術だ。
SUBARU独自の安全技術であるアイサイトは、大きく言うと二つに分けられる。一つは従来からの衝突回避など、安全性のためのもの。もう一つは運転支援機能を持たせた新世代の「アイサイトX(エックス)」(こちらはオプション)だ。アイサイトについては、すでに知る読者も少なくないだろう。
市場導入を控えた、「アイサイトX」を、筆者はひと足先にテストする機会に恵まれた。現行より大型化した2基のカメラと前方用レーダーが組み合わされて、新しいレヴォーグに搭載される。
2基のカメラを使うことで、二次元でなく、距離情報も取り込めるのがメリット。レヴォーグのウィンドシールドを見ると、リアビューミラーの近くに、カメラユニットが存在を誇示するかのように、据え付けられているのが分かる。
「アイサイトで追突事故発生率は84%減少、歩行者事故発生率は49%減少しました」。SUBARUのホームページには、これまでアイサイト技術が事故低減に貢献した証明として、交通事故総合分析センターのデータ分析による数値が掲げられている。
実際に、スバル車を運転したことのある人は、事故に遭っていないまでも、先行車追従走行や車線中央維持といった走行における機能や、アクセル、ブレーキそしてステアリングホイールの操作支援の恩恵を感じた経験を持っているのではないだろうか。
私が、アイサイトX装備の新型レヴォーグ・プロトタイプを試したのは、テストコースだ。今回は主に運転支援システムがいかに働くかを、実車で確かめるという内容である。結論からいうと、すばらしい技術だ。

”車内に乗り込んだとき、これ(アイサイトのカメラユニット)を見ると安心する”と言うスバル車オーナーがいる。体験すると、それもなるほどと思うのだ。(現在、スバル車では、レヴォーグ、フォレスター、インプレッサ、スバルXVで標準装備)
カメラを安全装備に採用するというSUBARUのコンセプトは、1999年にレガシィとランカスターに採用された「ADA(アクティブドライビングアシスト)」にさかのぼる。
「アイサイト」と呼ばれるようになったのは2008年。衝突被害軽減を主目的に、かつ比較的低価格のオプションとして提供されたのが特徴だ。現行の最新版は「バージョン3」と呼ばれ、2014年に現行レヴォーグにまず搭載された。
このバージョン3は、全車速域で追従走行および車線中央維持、そしてアクセルとブレーキ、さらにステアリングホイール操作をアシストする機能と合体して「アイサイト・ツーリングアシスト」へ進化しているのが特徴である。
このコンセプトは、「アイサイトX」にも引き継がれた。カメラの画素数が約2倍になって、より広範囲をカバーできるようになったことに加え、3D高精度地図と組み合わせたソフトウエアが充実したのが注目点だ。準天頂衛星”みちびき”を使ったGPS情報を利用している。
アイサイトは「常に前方を監視し、人の“目”と同じように距離を測ることが可能」とされる技術だ。「クルマや歩行者、白線などを識別できるほか、広い視野角と視認距離、カラー画像によるブレーキランプの認識など、高い認識性能を誇ります」とSUBARUではする。
カメラを安全装備に採用するというSUBARUのコンセプトは、1999年にレガシィとランカスターに採用された「ADA(アクティブドライビングアシスト)」にさかのぼる。
「アイサイト」と呼ばれるようになったのは2008年。衝突被害軽減を主目的に、かつ比較的低価格のオプションとして提供されたのが特徴だ。現行の最新版は「バージョン3」と呼ばれ、2014年に現行レヴォーグにまず搭載された。
このバージョン3は、全車速域で追従走行および車線中央維持、そしてアクセルとブレーキ、さらにステアリングホイール操作をアシストする機能と合体して「アイサイト・ツーリングアシスト」へ進化しているのが特徴である。
このコンセプトは、「アイサイトX」にも引き継がれた。カメラの画素数が約2倍になって、より広範囲をカバーできるようになったことに加え、3D高精度地図と組み合わせたソフトウエアが充実したのが注目点だ。準天頂衛星”みちびき”を使ったGPS情報を利用している。
アイサイトは「常に前方を監視し、人の“目”と同じように距離を測ることが可能」とされる技術だ。「クルマや歩行者、白線などを識別できるほか、広い視野角と視認距離、カラー画像によるブレーキランプの認識など、高い認識性能を誇ります」とSUBARUではする。
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