Lifestyle
公開日: 2019.04.09
ボルボが事故調査データを公開、狙いはテック企業引き寄せ効果
自動運転推進に向け、ボルボは事故調査データを公開し、テック企業参加を促す。

ボルボXC90のクラッシュテストの様子。通常のクラッシュテストより5割ぐらい衝撃の大きい時速80キロでバリアに衝突しているところ(出所:Volvo cars)
昨今おもしろいのは、クルマの発表会に”同席者”がいることだ。多くの場合、テックカンパニーである。2019年3月の、スウェーデン第2の都市イエテボリにおけるボルボカーズの場合も同様だった。
ボルボはずっと安全第一のクルマづくりで知られてきた。最近でこそ、欧州の排ガス規制が厳しくなっている折から、EV(電気自動車)関連の話題が多いけれど、「乗員の生命を守るクルマづくり思想はずっと不変」だそうだ。
そう語ってくれたのは、ボルボ・セイフティセンター担当のシニア・バイスプレジデント、ドクター・ロッタ・ヤコブソンである。
ボルボはずっと安全第一のクルマづくりで知られてきた。最近でこそ、欧州の排ガス規制が厳しくなっている折から、EV(電気自動車)関連の話題が多いけれど、「乗員の生命を守るクルマづくり思想はずっと不変」だそうだ。
そう語ってくれたのは、ボルボ・セイフティセンター担当のシニア・バイスプレジデント、ドクター・ロッタ・ヤコブソンである。

安全性に熱心に取り組むボルボ・セーフティセンターのドクター・ロッタ・ヤコブソン(出所:Volvo cars)
ボルボの安全に対する姿勢は、創業者が掲げた理念の中に安全設計が入っていたほどで、とりわけ1950年代からは車体の安全性の研究に熱心に取り組んできた。最新の話題は、新車のボルボ車がからんだ交通事故で、死者あるいは深刻な損傷を受ける乗員の数をゼロにするという「ビジョン2020」なる取り組みである。
2020年までに実効力を持たせるという「ビジョン2020」の取り組みは多くのメディアで評価されている。米「TIME」などは「ジーニアスカンパニー2018」でボルボを選んでいるほどだ。
ジャーナリストを招いた記者発表会で、ボルボは時速80キロという「現実世界ではありえない」(ホーカン・サミュエルソンCEO)速度での、同社のSUV、XC90のクラッシュテストを披露してくれた。
2020年までに実効力を持たせるという「ビジョン2020」の取り組みは多くのメディアで評価されている。米「TIME」などは「ジーニアスカンパニー2018」でボルボを選んでいるほどだ。
ジャーナリストを招いた記者発表会で、ボルボは時速80キロという「現実世界ではありえない」(ホーカン・サミュエルソンCEO)速度での、同社のSUV、XC90のクラッシュテストを披露してくれた。

ボルボカーズの社長兼CEOのホーカン・サミュエルソン氏が記者発表の場に立つ(出所:Volvo cars)
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