※ Eクラスの改良モデルを発表したメルセデス・ベンツでは、このようなかたちで自社の専用サイトで新車を発表

 モーターショーを観ていると、年を追うことにデジタル技術が多くなり、電動車の数も増えている。ショーのなかでもとりわけ有名なのが、毎年3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショーだ。


 第90回を迎える歴史あるショーなのだが、その2020年は一風変わったかたちの開催となった。デジタルなショーになったのだ。


 本来は空港近くの見本市会場が予定されていたが、新型コロナウイルスの予防のため、スイス政府は1000人以上の集会を禁止。ジュネーブモーターショーの開催者も、決定にならって、大胆にもショーをデジタル化したのだ。


 本来100を超える新車が展示されるほど、国際的に注目されるショーである。参加するのは、大手メーカーから、ほとんどガレージメーカーのように、クルマ好きが趣味で作るような規模まで、実にさまざま。


 とりわけ電動技術が普及したため、クルマ作りのハードルが下がったようで(内燃機関のクルマ作りはかなりむずかしい)、電動のスポーツカー、電動のSUV、電動のリムジン、さらに電動のバイクと、あらゆる電動車が来場者を楽しませてくれていた。


 2020年は会場は一般公開せず、各メーカーが自社のWebサイトで新車のお披露目をすることになった。3月3日から開かれるはずだったプレスデイのタイミングで自社のWebサイトを使ったり、YouTubeを使ったり。仕掛けに手間がかかるため、従来のように、おもしろいクルマとの出会いを存分に楽しむのが難しかったのは事実。


 それでも、スポーツカー、セダン、ハッチバックなど、多くのジャンル(米国や中国のショーと違いSUVが少ない)で、個性豊かなクルマが出そろった感がある。


8代目ゴルフに設定されたハイブリッド電動車「GTE」はジュネーブのショー会場の代わりにオンラインで公開された。
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