私たちジャーナリストは、ジュネーブに出向く代わりに、自分のデスクトップあるいはiPhoneで、各メーカーのプレスブリーフィングを視聴することになった。初めての体験だ。


 本来なら集まった記者の前に登場して、檀上でスピーチするメーカーの人たちが、今回は、テレビのワイドショーよろしく画面に登場して、キャスターの質問に答えながら、ニューモデルの解説をした。


 ショーに行かずに発表が分かるという点でこれをよしとするジャーナリストがいる一方で、実車をさまざまな角度から観て、かつ経営者や開発者の生の声を聞くことを重要視してきた人たちには、ちょっと味気なかったのも事実である。


 なにはともあれ、新型コロナウイルスの流行があろうと、デジタル技術がコミュニケーションを可能にしてくれた点は、おおいに評価していいと思う。ここでも、当初はショー会場からのリポートを、と考えていたが、上記の理由で、メーカー発表の新車の数々を紹介したい。


 発表されたクルマの数はかなり多いので、その中から、だんだん大きな波となってきた電動車を中心にお見せする。


スペイン創業の「イスパノスイサ」
「イスパノスイサ」は1910年代にスペインで創業し数多くの高級車とスポーツカーを手がけたブランドで、2019年にBEVのスポーツカーとして再スタート
プラグインハイブリッドの「ゴルフGTE」
8世代にフルモデルチェンジしたゴルフに今回追加されたプラグインハイブリッドの「ゴルフGTE」は、バッテリーだけで60キロ走行
フォルクスワーゲンSUV「ID.4」のコンセプトモデル
フォルクスワーゲンがまもなく発売するBEV の「ID.」シリーズに追加が予定されているSUV「ID.4」のコンセプトモデル
アウディのコンセプト「e-tron Sモデル」
3つのモーターを使う全輪駆動の新世代のクワトロといえる、アウディのコンセプト「e-tron Sモデル」は370kWのパワーに973Nmと驚異の大トルク
BMWによるBEV「コンセプトi4」
BMWによるBEV「i4グランクーペ」は「BMWアイコニックサウンズエレクトリック」なる音でドライバーの気分を盛り上げてくれるシステム搭載という
フィアットの新型「チンクエチェント」
フィアットは新型「チンクエチェント」をBEV化(ルーフが開くBEVは競合が少ないと謳う)
自社製のスポーツカー開発を進めているピニンファリーナは、2019年発表の1900馬力のBEV「バティスタ」の限定車(なんと5台)である「バティスタ・アンニベルザリオ」を発表
DSのプラグインハイブリッドの高級セダン「DS9」
グループPSA(プジョー)傘下のDSは、プラグインハイブリッドの高級セダン「DS9」を発表した

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