* フォルクスワーゲンは、ベルリンを皮切りに、将来的には北米や中国での展開も視野に入れるという「Volkswagen We」はスマートデバイスを使ったコネクテッドサービス

 独フォルクスワーゲン(VW)が8月23日、ベルリンからのオンライン中継を流した。トピックは「ワン・デジタル・プラットフォーム(One Digital Platform)」だ。同グループの車両がこれから大きく変わると謳っている。

フォルクスワーゲンが新しいEV用プラットフォームを使った新世代の電気自動車としてデザインしたコンセプトモデル「I.D.」(写真提供:フォルクスワーゲン)

「私たちのグループ企業はこれからも素晴らしいクルマを作り続けますが、フォルクスワーゲンは車輪のついたデジタルデバイスになるでしょう」

 フォルクスワーゲンブランドにおけるセールス担当の取締役、ユルゲン・シュタックマン氏はこう述べた。VWグループは今後、「フォルクスワーゲン・ウィ(Volkswagen We)」と名づけた新サービスを大きく展開していくことなるそうだ。

 直近では、ベルリンでの「e-ゴルフ」(電気モーターで走るゴルフ)のカーシェアリングサービスから始まる。このサービスではスマートデバイスを通じてクルマの位置情報を把握できるだけでなく、クリーニングが終わった衣料品や宅配便などを無人の車内に入れておいてもらうサービスなども展開する。

ベルリンでは2019年中に1500台の「e-ゴルフ」を「Volkswagen We」のために投入するという
「Volkswagen We」で将来使う電気自動車のコンセプト

 会見では驚くような発言も飛び出した。

「私たちは自動車メーカーからモビリティサービスプロバイダーになることを目指します」

 筆者は守旧派なのか、この夏日本で発売されたフォルクスワーゲンup! GTIや同ポロGTIを運転して、その楽しさに心を奪われていただけに、脱自動車メーカー宣言には衝撃を受けた。

「各地のスタートアップと協働して、アプリケーションを共同開発することなども積極的に行います」

 フォルクスワーゲンブランドで「デジタル&ニュービジネスおよびモビリティサービス」のヘッドを務めるクリストフ・ハルトゥング氏はそう語っている。