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Features Business 公開日:2018.11.02

世界は今、月に向かう。20年後、月に1000人が住む時代を目指して

本格的月輸送サービスに挑戦する日本のスタートアップ。

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 昼は約15日間、夜は約15日間続く。ただし空気がないので昼でも空は暗く、太陽の周りだけがぎらぎら輝く。楽しみの一つは「地球見」だ。地球で見る月が満ち欠けするように、月で見る地球も満ち欠けする。「満地球」は地球で見る月の60倍以上の明るさがあり、モノクロの月の風景の中で圧倒的存在感を放つ。月は宇宙ステーションと異なり重力が少しあるから、湯船で「地球見酒」を楽しむことだってできる。

 こんな月での暮らしが近い将来実現するかもしれない。
月に1000人が暮らし1万人が訪れるMOON VALLEY構想のイメージ図(提供:ispace)
 アポロ計画で12人の米国人が月面に足跡を刻んでから約半世紀。月は長らく小さな探査車以外に訪問者のない、寂しい天体だった。だが人類は今、こぞって月を目指している。月に定住し、さらに遠い宇宙を目指すために。

 例えば米国の経済誌Forbesが発表した米長者番付で首位に立ったアマゾン創業者のジェフ・ベソス氏は、年間約10億ドルもの資産を宇宙開発に投じていると言われる。彼には壮大な夢があるからだ。

 それは、地球を子供や孫たちの世代にも住みやすい惑星にするために、重工業を宇宙空間に移し、地球は居住と軽工業用に限ること。ベソス氏は何百万人もの人々が宇宙で働き、暮らす未来を夢見ている。そのためのロジカルなステップが「月に戻ること」と位置付ける。

 ベソス氏は「月は地球から数日で行ける便利な場所にある。まるで誰かが私たちのために設定したかのよう」と言い、Blue Moonプロジェクトで2023年ごろの月面着陸を計画する。
BLUE MOON構想のイメージ図(提供:BLUE ORIGIN)
 だが、ベソス氏率いる宇宙開発企業ブルーオリジンは、現時点で高度100㎞を超える飛行を数回成功させたに過ぎず、月着陸機も構想の域を出ない。

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