※ ボルボのコンセプトカー「360c」は、まるで飛行機のビジネスクラスのようだ。フルフラットにして就寝している間、衝突安全性を確保するために開発しているのが「セイフティブランケット」と呼ばれる毛布だ(写真=Volvo Cars)

 自動運転の行き着く先は「レベル5」と言われる。これは「完全自動運転」を意味し、あらゆるシーンでの走行をクルマに完全に委ねることになる。9月5日にスウェーデンでボルボカーズが公開した「360c」は、そんな未来のコンセプトカーである。


 ボルボ・360cはミニバンを平たくしたようなスタイリングだ。大きなキャノピー型のキャビンを持ち、おそらく4輪に配された電気モーターを制御して走行するのだろう。


 高度な自動運転システムを搭載するクルマには、ドライバーという存在が必要なくなる。360cにもステアリングホイールはつかない。私たちは運転者ではなく、乗員としてクルマに乗り込むのだ。

ボルボ・360cはボルボカーズのデザインセンターでお披露目された

飛行機の代わりにクルマを

 お披露目は、ヨーテボリというスウェーデン第2の都市にあるボルボカーズのデザインセンターで行われた。ホーカン・サミュエルソン社長 兼 CEOが登場し、報道陣相手に未来のクルマについてのビジョンを語った。


 「ビジネスで短距離の飛行機を使う人は多いと思います。しかし45分の飛行(たとえばヨーテボリからストックホルム、あるいはストックホルムからヘルシンキ)のために、どれだけ時間のかかることか」


本記事は、日経BP総研とSansan株式会社が共同で企画・制作した記事です。
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