※ 上の写真は、「Maveric」飛行中のイメージ(写真提供:Airbus)

エアバス社が、広く、かつ省燃費の新世代の旅客機を提案している。同社で言うところのブレンデッド・ウイングボディーという斬新な機体で、「Maveric(マーベリック)」と名付けられている。


「従来の筒と翼、それに翼にエンジンという航空機は、確かに長い間航空機ファンの心を捉えてきましたが、そんなに遠くない将来、まったく新しい航空機がそれに取って代わるかもしれません」。


2020年のシンガポール・エアショーでお披露目されたエアバス「マーベリック」は、かつてノースロップ社が手掛けた「YB-49」に代表されるジャイアントウイングを連想させる。


ブーメランのような機体にエンジンを取り付けた形状ゆえ、ジャイアントウイングと呼ばれたYBシリーズは、ストレージの大きさを強調していた。しかし、燃費や運動性能の面で問題があり、短い試験機関を経てプロジェクトは閉じられた。


この機体は、爆弾の積載量を追究した爆撃機の提案だったので、平和のためには実現しなくて良かった。幸い、マーベリックは一般向けの提案である。


マーベリックは、形状が個性的だ。従来の航空機の機体を、上から巨大な手が圧力をかけて押しつぶしていったような形状である。海にいるフロッグフィッシュを思わせ、ユーモラスすら感じさせる。


コンセプトで終わらせないために、エアバスのプロジェクトチームは3Dプリンターで造形した翼長3メートル、機体長2メートルのモデル機体を作成。実際に無線飛行を成功させている。


翼長3メートルのデモ機(写真提供:Airbus)
翼長3メートルのデモ機(写真提供:Airbus)
無線操作されたデモ機のフライト(写真提供:Airbus)
無線操作されたデモ機のフライト(写真提供:Airbus)