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国内 公開日: 2022.03.25

岡山大学がデータサイエンスを基盤にドラッグリポジショニング 抗がん剤副作用に対する治療法を開発

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▼ ニュースのポイント
①岡山大学病院薬剤部・座間味義人教授らの研究グループが創薬にデータサイエンスを活用。
②オキサリプラチン誘発末梢神経障害に、高脂血症治療剤シンバスタチンが有効であることを発見した。
③同研究では、医療ビッグデータとオミクスデータを活用した。

データサイエンスによる創薬に今後も期待

 岡山大学病院薬剤部・座間味義人教授らの研究グループは3月18日、データサイエンスにより、抗がん剤誘発末梢神経障害に対する治療法を開発したと発表した。

 また、この成果は3月1日、米国の医学誌「Biomedicine & Pharmacotherapy」に掲載されたとしている。



 抗がん剤のオキサリプラチンは、しびれなどを伴う末梢神経障害の副作用を多く発現し、がん患者のQOL低下や治療中止をもたらしていた。だが、オキサリプラチン誘発末梢神経障害は患者数が少ないため、治療薬候補の有効性評価が困難となっていた。

医療ビッグデータとオミクスデータを活用

 今回、同研究グループは、データサイエンスにより、このオキサリプラチン誘発末梢神経障害に、高脂血症治療剤シンバスタチンが有効であることを発見。オキサリプラチン誘発末梢神経障害をシンバスタチンが抑制する分子メカニズムの一部も解明した。

 同研究では既存承認薬の中から、医療ビッグデータとオミクスデータを用いて、オキサリプラチン誘発末梢神経障害に有効と示唆される治療薬候補を抽出。有効性と作用機序を解明した。今後は実臨床における有効性を検討するという。

 また、今回の研究で用いた創薬アプローチは、他の薬剤性副作用や難治性疾患に対する創薬にも貢献できるとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

岡山大学プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000569.000072793.html


岡山大学概要
名称:国立大学法人岡山大学
代表者:槇野博史
所在地:岡山県岡山市北区津島中1-1-1 

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