国内
公開日: 2022.12.11
NECがAIを活用した固定無線通信向け歪補償技術を開発 固定無線の通信距離を最大2倍へ
▼ ニュースのポイント
①NECがAIを活用した固定無線通信向け歪補償技術を開発。
②固定無線の通信距離の最大2倍を実現。
③回路規模も従来の約1/100に削減した。

今回の技術では、AIを活用し通信品質を保ったまま無線装置の伝送距離の最大2倍を実現。これにより、必要な通信装置台数を半減することができ、ネットワーク構築コストの削減を可能とした。
また従来の歪補償技術では演算量が多く回路規模が大きくなっていたため、小型無線装置に搭載できなかったが、今回は、NEC独自のハイブリッド構造により、精度を落とさず回路規模を従来の約1/100に削減。これにより、一般的なFPGAに搭載できるようになった。
また、広範囲からデータを収集するには、通信エリアのカバレッジ拡大も必要となる。そこで同社は、今回の無線装置の通信距離を最大2倍にする技術を開発した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
NECプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000078149.html
▼ 会社概要
NECは有線・無線通信機器、コンピューター、ITサービスを主力事業とする電機メーカー。
社名:日本電気株式会社 (英文: NEC Corporation)
代表取締役:森田 隆之
所在地:東京都港区芝5丁目7-1 NEC本社ビル36階
①NECがAIを活用した固定無線通信向け歪補償技術を開発。
②固定無線の通信距離の最大2倍を実現。
③回路規模も従来の約1/100に削減した。
回路規模の小型化技術も開発
NECは12月9日、AIを活用し固定無線の通信距離を最大2倍にできる歪補償技術を開発したと発表した。合わせて回路規模の小型化技術も開発し、汎用的な小型無線装置の通信距離拡張を実現したとしている。
今回の技術では、AIを活用し通信品質を保ったまま無線装置の伝送距離の最大2倍を実現。これにより、必要な通信装置台数を半減することができ、ネットワーク構築コストの削減を可能とした。
また従来の歪補償技術では演算量が多く回路規模が大きくなっていたため、小型無線装置に搭載できなかったが、今回は、NEC独自のハイブリッド構造により、精度を落とさず回路規模を従来の約1/100に削減。これにより、一般的なFPGAに搭載できるようになった。
実世界デジタルツインの精緻化へ
実世界の精緻なデジタルツインを活用した社会システム全体の最適化が注目されている。デジタルツインの精緻化には、より広いエリアからセンシングしたデータが必要となり、これをデジタルツインに取り込むための通信として、無線通信が重視されている。また、広範囲からデータを収集するには、通信エリアのカバレッジ拡大も必要となる。そこで同社は、今回の無線装置の通信距離を最大2倍にする技術を開発した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
NECプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000078149.html
▼ 会社概要
NECは有線・無線通信機器、コンピューター、ITサービスを主力事業とする電機メーカー。
社名:日本電気株式会社 (英文: NEC Corporation)
代表取締役:森田 隆之
所在地:東京都港区芝5丁目7-1 NEC本社ビル36階
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