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国内 公開日: 2023.01.22

NTT東日本とグラリスが「食用コオロギ飼育」の実証実験を開始 ICT//IoTを活用した「食用コオロギのスマート飼育」確立へ

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▼ ニュースのポイント
①NTT東日本とグラリスが「食用コオロギ飼育」の実証実験を開始。
②NTT東日本は、ICT//IoTソリューションを活用し、食用コオロギのスマート飼育を確立する。
③グラリスは、飼育ノウハウの提供とNTT東日本の分析結果を基に飼育環境の開発を行う。

「食用コオロギ」が世界の食料問題を解決?

 NTT東日本と、食用コオロギを生産・販売する徳島大学発ベンチャーのグラリスは1月19日、「食用コオロギのスマート飼育」の確立に向けた実証実験を開始したと発表した。



 世界では今後、人口増加による食料不足で動物性タンパク質が特に不足するとされているが、この解決策として昆虫食が推奨されている。一方で食品ロスは、全世界の食品生産量の約3分の1に当たる約9.3億トンが1年間で発生している。

 この社会問題を解決しようとグラリスでは、餌の量や温室効果ガス排出量が少ない食用コオロギを、食品ロス100%を独自配合した飼料を用いて飼育してきた。

食用コオロギの最適な飼育環境を構築

 今回の実証実験では、NTT東日本のICT//IoTソリューションを、グラリスのコオロギ飼育に活用し、食用コオロギの最適な飼育環境の構築と確立を目指す。

 実証ではNTT東日本が、コオロギ飼育室内の温度、湿度、CO2濃度などの環境データを、センサーを使って収集。センサーと飼育室内の各種電子機器を可視化・一元管理し自動制御することで、コオロギにとって最適な環境を構築する。

 また、各種センサーから収集したデータを画像認識AIで分析し、飼育方法の向上、コストのスリム化を目指すとともに、自動給餌などの開発も目指す。

 グラリスは食用コオロギの飼育ノウハウを提供するとともに、分析結果を基にコオロギ飼育環境の開発を行う。

(画像はNTT東日本ホームページより)


▼外部リンク

NTT東日本 ニュースリリース
https://www.ntt-east.co.jp/


▼ 会社概要
NTT東日本は、東日本地域の地域電気通信事業を行う電気通信事業者。

社名:東日本電信電話株式会社 (NTT東日本)
代表取締役:澁谷 直樹
所在地:東京都新宿区西新宿3-19-2


▼ 会社概要
グリラスは、食用コオロギ関連の品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して行う徳島大学発ベンチャー。

社名:株式会社グリラス
代表取締役:渡邉 崇人
所在地:徳島県鳴門市

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