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国内 公開日: 2023.01.16

CTCが陶磁器の材料開発にAIを活用する実証実験を開始 原料配合や焼成条件の最適化で陶磁器の機能性向上へ

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▼ ニュースのポイント
①CTCが三重県の窯業研究所とAIを活用した陶磁器の材料開発に向け実証実験を行っている。
②最適な原料配合や焼成条件による陶磁器の機能性向上を図る。
③作成したAIで実際に陶磁器を作製して検証することでAIモデルの精度を向上させる。

三重県の窯業研究所とともに取り組む

 伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC)は1月12日、三重県工業研究所窯業研究室と陶磁器の材料開発にAIを用いる実証実験を開始し、AIモデルの改良に取り組んでいると発表した。

 陶磁器の耐熱性・吸水率などの機能性を向上するため、原料配合や焼成条件をAIで最適化する考えだ。



 三重県は、国産土鍋の国内シェア80%を誇る国内有数の土鍋・花器の産地で、三重県工業研究所窯業研究室では、窯業に関する研究・開発と技術支援・人材育成を行っている。

 陶磁器製造においては、原料配合や焼成条件を見極められるようになるまでに長い経験や試行錯誤が必要とされている。また、原材料の高騰や枯渇などにより、効率的な原料消費や代替原料が求められるなど、さまざまな事柄の改革が迫られている状況だ。

結果を検証しAIモデルの精度向上を目指す

 そこでCTCでは、窯業研究室の研究テーマとなっている陶磁器の機能性向上を目的に、AIを活用した最適な原料配合・焼成条件と代替原料の発見を目指すこととした。

 これに向け同社では、過去の実験データから作成したAIで、原料の効率的な利用と機能性向上の条件を探索するだけでなく、実際に制作することでAIモデルの精度向上を図る。さらに、材料開発に有用なAIモデルも開発するとしている。

(画像はCTCホームページより)


▼外部リンク

伊藤忠テクノソリューションズ ニュースリリース
https://www.ctc-g.co.jp/


▼ 会社概要
伊藤忠テクノソリューションズは、コンピュータ・ネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発などを行っている。


社名:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称CTC)
代表取締役社長:柘植 一郎
所在地:東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー

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