国内
公開日: 2021.02.04
看護師の業務量を予測するAIを共同研究 コロナ禍の医療現場を支援!
AIで医療分野のDX推進へ
東京医科歯科大学と富士通は2月2日、新型コロナウイルス感染症の診療に携わる医療現場を支援しようと、AIによる患者の重症化予測や、重症化に伴う看護業務量予測の有効性などについての共同研究を開始した。共同研究では、胸部X線写真による肺炎罹患判定AIの精度の検証や、重症化予測AIによる院内の病床管理支援、看護業務量予測AIによる業務量増減の検証などが行われる。期間は2月2日~9月30日としている。

AIに学習させて検証
同研究では富士通が開発したAIにさまざまなことを学習させて活用し、看護師の配置計画と病床移動スケジュールなどの病床管理を支援する。肺炎罹患判定AIでは、新型コロナウイルス肺炎患者の胸部X線写真データを匿名化し、AIに学習させる。重症化予測AIでは、過去の重症化ケースにおける患者の血液検査や病歴などをAIに学習させる。
また、看護業務量予測では、新型コロナウイルス肺炎患者を扱う看護師の業務を、業務負担に合わせて数値化し、AIに事前に学習させる。これを重症化予測AIと連携させ、今後、集中治療室へ移動する可能性が高い入院患者の数と推移をAIに予測させることで看護師の業務量増減の可能性を検証する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京医科歯科大学・富士通 プレスリリース
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2021/02/2.html
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