国内
公開日: 2021.02.16
介護の老舗企業がセンシング×AI技術を持つベンチャー企業への出資
初のベンチャー企業への出資
2月9日、ヤマシタはabaへ出資を行ったことを発表した。ヤマシタは福祉用具の販売やレンタル、リネンサプライ業界のリーディングカンパニー。日本国内はもちろん、海外展開やオムニチャネル構想などさまざまな挑戦をしてきた企業だ。
今回はAI技術やセシンング技術を持つabaへ出資。ヤマシタがベンチャー企業へ投資することは創業以来、初めてのことだ。

排泄ケアシステムを在宅介護領域へ
abaはパラマウントベッドと共同で「Helppad」の開発から販売を手掛けている。同製品はにおいによって便や尿を検知する排泄ケアシステムだ。ベッドにHelppadを敷くだけで、センサーが排泄を検知するとアプリに通知が届く。データを蓄積し、解析することによって、排泄パターンを見える化することもできる。
介護現場において、排泄に関する負担が最も大きいと言われている。
適切な排泄ケアができないと、要介護者においては人としての尊厳の低下や不快感、介護者においてはモチベーションの低下につながってしまう。
今回、ヤマシタからabaへ出資することによって、排泄の負担を軽減し、排泄ケアシステムを在宅介護領域での実用化に向け、新製品の開発や実証実験、環境整備などを行っていく見通しだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ヤマシタ プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp
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