国内
公開日: 2021.02.26
応用地質、千葉県⼤多喜町で豪雨災害対策技術の実証試験を開始
防災IoTセンサと情報システムで地域の防災力を向上
自然災害リスクの調査や技術業務などを行う応用地質と千葉県大多喜町は2月24日、豪雨災害対策として大多喜町内に防災IoTセンサや防災情報システムなどを設置し、実証試験を開始したと発表した。
千葉県では一昨年の台風の影響で河川の氾濫などの被害が多数発生した。気候変動の影響などにより、今後も豪雨災害の増加が懸念されていることから、大多喜町も水害への防災体制の構築が課題となっていた。
そこで今回、応用地質は、大多喜町内の水路に、増水や越水を検知する「防災IoTセンサ(冠水センサ)」や、これに連動する「防災モニタリングカメラ」、連動する警告灯の一連のシステムを設置。実証実験で同システムの有効性の検証を行う。
多点型防災センサを採用 危険をリアルタイムで通知
今回設置したシステムには、広範囲を面的にリアルタイムで監視する機能と、視認性の高い警告灯機能を合わせた多点型防災センサが採用され、効果的な冠水情報を迅速に発信するという。冠水センサで検知した情報やカメラ画像は、リアルタイムで大多喜町の防災関係者に通知される。また、これと同時に、現地では警告灯が発光して周囲に危険を知らせるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
応用地質・千葉県大多喜町 ニュースリリース
https://www.oyo.co.jp/
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