国内
公開日: 2023.02.17
レゾナックがVR技術を製品開発に活用することに成功 分子レベルの3次元表示でスピーディーな材料開発を実現
▼ ニュースのポイント
①レゾナックがVR技術を製品開発に活用することに成功した。
②半導体開発分野でのVR技術導入は国内初。
③分子レベルの世界を3次元表示し、スピーディーな材料開発が可能となる。

同社は半年前から、界面での分子の挙動解析に、ヘッドマウントディスプレイを使用したVR技術の活用を検討し、有用であることを確認した。
VR技術を導入することで、原子・分子レベルの世界を眼前に3次元表示することができ、分子と同じ大きさで直感的に操作して基板と分子界面を観察することができる。これにより、スピーディーな材料開発や新たな材料・素材の発見が可能となるとしている。
今回、VR技術の活用が有用であると確認されたことで、モノづくりの現場からは遠い世界だった計算科学の世界が、VRでだれでも容易に体感できるようになったとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
レゾナック ニュースリリース
https://www.resonac.com/jp/news/2023/02/15/2358.html
▼ 会社概要
レゾナックは2023年1月1日、昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)の統合により誕生。持株会社はレゾナック・ホールディングス、事業会社はレゾナックとなった。
社名:株式会社レゾナック
代表取締役:髙橋 秀仁
所在地:東京都港区芝大門1-13-9
①レゾナックがVR技術を製品開発に活用することに成功した。
②半導体開発分野でのVR技術導入は国内初。
③分子レベルの世界を3次元表示し、スピーディーな材料開発が可能となる。
半導体開発分野でのVR技術導入は国内初
レゾナックは2月15日、半導体の材料開発にVR (仮想現実)技術を活用することに成功し、無機基板と有機分子の相互作用メカニズムを解析するためにVR技術を活用していると発表した。半導体開発の分野でVR技術が導入されるのは国内初という。
同社は半年前から、界面での分子の挙動解析に、ヘッドマウントディスプレイを使用したVR技術の活用を検討し、有用であることを確認した。
VR技術を導入することで、原子・分子レベルの世界を眼前に3次元表示することができ、分子と同じ大きさで直感的に操作して基板と分子界面を観察することができる。これにより、スピーディーな材料開発や新たな材料・素材の発見が可能となるとしている。
計算科学の世界をVRで容易に体感
同社ではこれまで、異なる材料の分子の相互作用については、計算科学の専門家が2次元的に映し出して解析していた。このため材料開発に直接つながるようなことはなかったという。今回、VR技術の活用が有用であると確認されたことで、モノづくりの現場からは遠い世界だった計算科学の世界が、VRでだれでも容易に体感できるようになったとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
レゾナック ニュースリリース
https://www.resonac.com/jp/news/2023/02/15/2358.html
▼ 会社概要
レゾナックは2023年1月1日、昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)の統合により誕生。持株会社はレゾナック・ホールディングス、事業会社はレゾナックとなった。
社名:株式会社レゾナック
代表取締役:髙橋 秀仁
所在地:東京都港区芝大門1-13-9
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