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国内 公開日: 2022.09.27

日立グローバルライフソリューションズのシステムがフロンガス漏えい防止の簡易点検に代替可能へ 作業負担軽減に貢献

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▼ニュースのポイント
①日立グローバルライフソリューションズは自社が提供する「exiida遠隔監視・予兆診断」が、業務用冷凍・空調機器における簡易点検の代替ができるようになった。
②exiida遠隔監視・予兆診断は業務用冷凍・空調機器などの機器から温度や冷媒圧力などのデータを収集し、常時監視するだけでなく、AIを活用して高精度な診断も提供するシステム。
③フロン排出抑制法では、3カ月に1回以上、フロンが漏えいしていないか簡易点検することを義務付けている。

法律の改正により代替可能へ

 9月26日、日立グローバルライフソリューションズは自社が提供する「exiida遠隔監視・予兆診断」が、業務用冷凍・空調機器における簡易点検の代替ができるようになったことを発表した。

 exiida遠隔監視・予兆診断は業務用冷凍・空調機器などの機器から温度や冷媒圧力などのデータを収集し、常時監視するだけでなく、AIを活用して高精度な診断も提供するシステムだ。

 故障につながる変化を検出することも可能で、機器が安定して稼働できるようサポートしてくれる。



作業負担軽減に貢献する

 フロンは、冷蔵庫やエアコン、スーパーマーケットなどで使われるショーケースの冷媒として使用されている。

 冷媒にフロンを使っている冷凍冷蔵装置のエネルギー効率は高いが、漏えいするとオゾン層を破壊するだけでなく、温暖化効果が高いことも明らかになっているのである。

 フロン排出抑制法は、フロンガスの漏えいを防ぐための法律だ。

 機器使用時や廃棄時におけるフロンの回収率が日本では低迷していることから、この法律が施行された。

 同法律では、3カ月に1回以上、フロンが漏えいしていないか簡易点検することを義務付けている。

 それに従い、目視で振動や異音、損傷や腐食がないかなど機器の点検を行い、点検記録を保存しなくてはならない。

 今回、フロン排出抑制法の改正で、exiida遠隔監視・予兆診断を簡易点検の代わりに活用することが可能になり、機器管理の作業負担軽減に貢献するとして期待が寄せられている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

日立グローバルライフソリューションズ プレスリリース
https://www.hitachi.co.jp/


▼会社概要
家電品や空調機器、設備機器等の販売からエンジニアリング・保守サービスを提供する企業。

デジタル技術を使ったプロダクト・ソリューションの提供も行っている。


会社名:日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代表:大隅 英貴
所在地:東京都港区西新橋2丁目15番12号 日立愛宕別館

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