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新製品・サービス 公開日: 2021.12.07

JFEエンジニアリングはAI煙検知システム「Smoke AI」を開発 清掃工場の火災を初期段階で対応可能に

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▼ニュースのポイント
①JFEエンジニアリングはAI煙検知システム「Smoke AI」を開発した。
②近年、通常では資源回収されるべき電池類が一般ごみとして廃棄されることが一因となり、清掃工場において火災が多発している。
③Smoke AIが深層部からの発火による発煙でも迅速に検知すると、自動放水銃などで初期消火を行い、火災が広がることを防ぐ。

清掃工場での火災が多発している

 12月2日、JFEエンジニアリングはAI煙検知システム「Smoke AI」を開発したことを発表した。

 近年、清掃工場において火災が多発している。

 その原因と1つと言われているのが、通常では資源回収されるべき電池類が一般ごみとして廃棄されることだ。

 電池類の中でもリチウムイオン電池は、ショートや強い衝撃を受けることでも発火する。

 ごみの表層で発火するケースであれば、迅速な対応がしやすいが、深層で発火するケースだと赤外線カメラでは見つけにくいため、火災の初期段階で発見することが難しい。

 このような課題を解決するために開発されたのが、Smoke AIだ。



発煙の特徴を学習

 Smoke AIは画像認識によって、発煙の特徴を捉える。

 開発段階において、ごみピットの発煙モデルなどの学習素材を何万件もディープラーニングによって、発煙の特徴を学習させたのである。

 埃などを発煙と誤検知することを可能な限り抑えている。

 Smoke AIが深層部からの発火による発煙でも迅速に検知すると、自動放水銃などで初期消火を行い、火災が広がることを防ぐ。

 同システムはすでに粗大ごみ処理施設に導入されており、今後は一般廃棄物処理施設向けのSmoke AIの開発を進めていく見通しだ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

JFEエンジニアリング プレスリリース
https://www.jfe-eng.co.jp/news/2021/20211202.html


▼会社概要
インフラ構築事業を主として、その技術力を活かし新規事業も手掛ける企業。


会社名:JFEエンジニアリング株式会社
代表:大下 元
所在地:東京都千代田区内幸町2丁目2番3号(日比谷国際ビル22階)

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