sansansansan
  • DIGITALIST
  • Trends
  • クボタがAIカメラとミリ波レーダを搭載した世界初のコンバインを発売 無人・自動運転で米や麦の収穫作業が可能
Pocket HatenaBlog facebook Twitter Close
新製品・サービス 公開日: 2023.06.18

クボタがAIカメラとミリ波レーダを搭載した世界初のコンバインを発売 無人・自動運転で米や麦の収穫作業が可能

お気に入り

▼ ニュースのポイント
①クボタが世界初の無人自動運転コンバインを2024年1月に発売。
②AIカメラとミリ波レーダを搭載することで収穫対象と障害物・人を識別。
③オペレータが圃場の最外周を1周だけ作業すれば機械が最適ルートを作成。

AIカメラとミリ波レーダで収穫物と障害物・人とを識別

 クボタは6月14日、無人・自動運転で米や麦の収穫作業ができる世界初のコンバイン「アグリロボコンバインDRH1200A-A」を2024年1月に発売すると発表した。



 同社では既に、トラクタと田植機に無人自動運転車を投入している。しかしコンバインは、トラクタや田植機とは異なり、収穫対象の稲や麦がある中で作業をするため、収穫物と障害物・人とを識別する機能の開発が課題となっていた。

 この課題を解決するため、同コンバインでは機体にAIカメラとミリ波レーダを搭載し、収穫対象と障害物・人とを識別して停止できるようにした。これにより、農林水産省のロボットコンバインの安全性確保ガイドラインにも適合した。

最適な刈り取りルートを自動で作成

 同製品は、オペレータが圃場の最外周1周だけを刈り取り作業をすることで、機械が最適な刈り取りルートを自動で作成。2週目からは無人自動運転が可能となる。

 機体前方に設置したレーザセンサとアンテナで畦の高さと位置を検知し、低い畦の場合は熟練者のように効率的な旋回をする。レーザセンサが検知した作物の高さに合わせて刈り取り部やリールの高さ・車速が自動調整されるため、倒伏角度60°まで刈り取りできる。

 刈り取り部に稲や麦の詰まりが検知された場合は自動で詰まりを除去して作業を再開する。

 自動運転の開始・停止は、通信距離約250mのリモコンで遠隔操作できる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

クボタ ニュースリリース
https://www.kubota.co.jp/


▼ 会社概要
クボタは農業機械や水処理装置を製造するメーカー。

社名:株式会社クボタ
代表取締役:北尾裕一
所在地:大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号

関連記事

DIGITALIST会員が
できること

  • 会員限定記事が全て読める
  • 厳選情報をメルマガで確認
  • 同業他社のニュースを閲覧
    ※本機能は、一部ご利用いただけない会員様がいます。