CTCが5Gを活用した産業用メタバース空間の構築サービスを提供開始　低遅延・セキュアな環境での共同開発を実現

▼ ニュースのポイント
①CTCが「Omniverse on MEC」の提供を開始。
②メタバースの開発プラットフォームOmniverseとdocomo MECを組み合わせたサービス。
③docomo MECはNTTドコモの5Gの通信環境を閉域網で利用できる。

メタバース空間で効率的な共同開発が可能

　伊藤忠テクノソリューションズは2月6日から、5Gを活用し、メタバース空間で安全・効率的に共同開発ができる産業用プラットフォームサービス「Omniverse on MEC」提供すると発表した。



　メタバースの活用は近年、製造、医療、物流、スマートシティなどさまざまな分野に広がっている。だが、実用的なメタバース環境を効率的に構築するためには、遅延の少ない通信環境が求められている。

Omniverseとdocomo MECを組み合わせたサービス

　今回のOmniverse on MECは、低遅延・高セキュリティな通信ネットワークサービスdocomo MECに、メタバースの開発プラットフォームOmniverseを組み合わせたサービス。

　Omniverseは、多様な3Dデータを取り込んで精密に再現することができ、さまざまな業界の3Dモデル作成やレビュー、シミュレーション、3Dコンテンツ作成などに活用できる。

　またdocomo MECは、NTTドコモの5G通信による通信環境をセキュアな閉域網で利用できるコンピューティングプラットフォーム。パブリッククラウドでは利用できないRTX GPUを採用し、3Dコンテンツを円滑にグラフィック処理することができる。

　今回のサービスでは、Omniverseとdocomo MECを組み合わせることで、3Dコンテンツの制作やレビューなどの共同作業を、安全、快適、効率的に進めることが可能となった。

（画像はプレスリリースより）


▼外部リンク

伊藤忠テクノソリューションズ ニュースリリース
https://www.ctc-g.co.jp/


▼ 会社概要
伊藤忠テクノソリューションズは、コンピュータ・ネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発などを行うシステムインテグレーター。

社名：伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（略称CTC）
代表取締役：柘植　一郎
所在地：東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー


▼ 会社概要
NTTドコモは携帯電話の無線通信サービスを提供する移動体通信事業者で、NTTの完全子会社。

社名：株式会社NTTドコモ
代表取締役：井伊　基之
所在地：東京都千代田区永田町二丁目11番1号　山王パークタワー