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海外 公開日: 2022.03.28

TrimbleとQualcommがAndroidのGPS誤差を1m程度にする新技術を発表、精度向上で多方面に寄与

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▼ ニュースのポイント
①TrimbleとQualcommが協力し、高精度なモバイル端末向け位置情報機能を実現する新技術を開発した。
②2022年第2四半期より提供を開始、Snapdragonを使う開発者らが利用可能となる。
③これまでに比べ位置精度は約5倍の向上、UXの大幅改善に期待。

「Trimble RTX」の提供開始を発表

 TrimbleとQualcommは米国時間の3月22日、Snapdragon 8 Gen 1及びSnapdragon 888モバイルプラットフォーム向けとなる「Trimble RTX」GNSS技術を新規に開発したことを発表した。2022年第2四半期より、提供を開始するとしている。

 スマートフォンなどモバイル端末の位置情報精度を飛躍的に向上させるもので、この技術を活かすことにより、サービスプロバイダや開発者らは、運営するアプリやサービス内において、より正確な位置情報に基づくコンテンツや機能を提供できるようになり、ユーザー体験を大幅に向上できるとされる。

 新たに開発した「Trimble RTX」のGPS技術とプレミアムSnapdragonモバイルプラットフォームを組み合わせれば、Android端末の測位機能が強化され、実際との誤差はわずか1メートル程度(または約3フィート)にまで縮めることができるという。

 これは、現在利用可能な位置情報特定の一般的機能に比べ、精度として約5倍の向上を遂げたことを意味するとしている。



コネクテッドカーや自律走行ソリューションとしても活用に期待

 位置情報の精度は、地図アプリやカーナビゲーションアプリシステムなどの大幅な改善を支えるものになるだろう。

 例えば、ライドシェアリングアプリでより正確な位置情報を取得し、ピックアップ先を細かく的確に示せれば、ドライバーと乗客の両ユーザーがこれまでより快適な使用感を持てるようになる。

 またリアルタイムのカーナビアプリを用いる場合、車線レベルでクルマの位置情報を自動的に判定、事前に車線変更を行っておくよう案内するなど、さらに細やかなナビゲーションを受けられるようになるとされる。

 TrimbleとQualcommでは、この新技術提供をベースに既存の関係を拡大させ、コネクテッドカーや先進運転支援システム(ADAS・Advanced Driver Assistance Systems)、自律走行を実現するための高精度測位ソリューション領域に重点を置き、自動車OEM企業やそのTier 1サプライヤーともパートナーシップを結んでいく方針を示した。

(画像はPixabayより)


▼外部リンク

Trimble プレスリリース
https://www.trimble.com/en/our-company/news-and-events/

▼ 会社概要
Trimbleは、位置情報測位やモデリング、コネクティビティ、データ分析などの技術により、産業界を支えるテクノロジー企業。専用設計製品からソリューション提供まで幅広く手がけ、宇宙、農業、建築、輸送など多様な業界で事業を展開、生産性や品質における変革を生み出してきている。

社名:Trimble Inc.
CEO:Robert Painter
所在地:米国・Sunnyvale, California

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