海外
公開日: 2022.03.14
Twitterがショーウィンドウ型ショッピング機能を追加、ブランドストーリーも伝えやすく
▼ ニュースのポイント
①Twitterが小売事業者向けの新機能「Twitter Shops」ベータ版をローンチした。
②最大50の商品を登録・紹介でき、ユーザーに購入を促せる。
③より没入型体験を創出しショッピングを通じた交流を促進。
モバイルファーストの機能で、まずは米国の一部アカウントが利用可能となっており、米国英語版iOSアプリを利用する米国内のユーザーが「Twitter Shops」によるコンテンツを見ることができる。

「Twitter Shops」は、Twitterのプラットフォーム上において、見込み顧客となるユーザーらに、紹介する商品を最大50点まで登録、ショーウィンドウのように連続して見せることができる新機能。無料で利用できる。
閲覧ユーザーは、お気に入りの小売ブランドが開設するアカウントのプロフィールから、さまざまな商品をすぐに見られるようになり、それら商品について話題にしたり、発見したり、実際に購入するといったことがよりしやすくなると考えられる。
Twitterでは、すでに昨夏、米国でeコマースの試験運用を開始し、「Shop Module」という似た機能のテストを展開させているが、こちらはユーザーに提示してスクロール閲覧を促せる商品点数が最大5つとなることから、今回の「Twitter Shops」の方が扱える点数の面で大幅に拡張されたものとなる。
より豊富な商品カタログをアクセスしたユーザーへすぐに示し、ブランドの特徴やストーリーを伝えやすくなる点で、メリットがあるといえるだろう。
また、プロフィール上部に表示される「View Shop」ボタンを押すだけで現れる大きなスクロールスペースで次々に最大50の商品を提示できることから、「Shop Module」よりも完全な没入型の空間でアプローチできること、新しいショッピング体験を提供する入り口とできることにポイントがあるともされている。
気になる商品を見つけた場合には、その商品をクリックすると、アプリ内ブラウザが起動し、商品詳細を確認したり、販売者のサイトで決済を行って実際に購入したりすることができる仕組みだ。
注意したいのは、あくまでその業者のサイトに遷移して購入するスタイルで、決済・購入はTwitter内で完結する仕様とはなっていない点である。
立ち上げ段階として、米国内の一部企業とマネージドパートナーがこの機能を利用できるようになっており、@Verizon、@ArdenCove、@LatinxlnPower、@GayPrideApp、@AllIDoIsCookUSといった企業がすでに「Twitter Shops」対応となった。
Twitterによると、すでにこの機能をきっかけとした商品に関する会話が交わされるようになっており、顧客コミュニケーションの活性化がみられているという。
今後はTwitterのオーディエンス向けに商品カタログをキュレーションし、Twitter上ですでに話題となっている内容をベースとして、潜在顧客が自然と会話からその商品の購入へとつながるアクションを生み出していくような場になるよう、この機能が成長していくことを期待しているとも説明する。
なお、すでに提供している「Shop Module」やライブショッピング機能、ショッピングマネージャー機能といったTwitterショッピングの全機能と同様、「Twitter Shops」も、Twitter上でビジネスを展開する企業やクリエイターなど、幅広い人々をサポートするためのものだとされているため、現時点では米国内の限定提供だが、対象は順次拡大されていく可能性が高いとみられる。
Twitterでは、ベータ版テストを実施する中で、よりユーザーに発見してもらいやすくする方法や、ブランドストーリーを効果的に伝える新たな方法、事業者が紹介できる商品数の拡充などについても、積極的に検討していくとし、ショッピング領域のさらなる強化を推進する姿勢を見せた。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Twitter 公式ブログ発表記事(プレスリリース)
https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/
▼ 会社概要
Twitter, Inc.は、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの「Twitter」を運営する企業。「ツイート」と呼ばれる半角280文字以内のテキストや画像、動画、URLを投稿し、興味関心をベースとしたユーザー同士の緩いつながりを創出する点を特徴とする。近年はややユーザー数の伸び悩みも見られるが、なお世界的SNSであり、3億3,000万人超のユーザーを抱えているとされる。
社名:Twitter, Inc.
CEO:Parag Agrawal
所在地:米国San Francisco, California
①Twitterが小売事業者向けの新機能「Twitter Shops」ベータ版をローンチした。
②最大50の商品を登録・紹介でき、ユーザーに購入を促せる。
③より没入型体験を創出しショッピングを通じた交流を促進。
モバイル向けの新しいショッピング機能がTwitter上に誕生
Twitterは米国時間の3月9日、小売事業者向けの新たなショッピング機能「Twitter Shops」をベータ版でローンチしたことを発表した。モバイルファーストの機能で、まずは米国の一部アカウントが利用可能となっており、米国英語版iOSアプリを利用する米国内のユーザーが「Twitter Shops」によるコンテンツを見ることができる。

「Twitter Shops」は、Twitterのプラットフォーム上において、見込み顧客となるユーザーらに、紹介する商品を最大50点まで登録、ショーウィンドウのように連続して見せることができる新機能。無料で利用できる。
閲覧ユーザーは、お気に入りの小売ブランドが開設するアカウントのプロフィールから、さまざまな商品をすぐに見られるようになり、それら商品について話題にしたり、発見したり、実際に購入するといったことがよりしやすくなると考えられる。
Twitterでは、すでに昨夏、米国でeコマースの試験運用を開始し、「Shop Module」という似た機能のテストを展開させているが、こちらはユーザーに提示してスクロール閲覧を促せる商品点数が最大5つとなることから、今回の「Twitter Shops」の方が扱える点数の面で大幅に拡張されたものとなる。
より豊富な商品カタログをアクセスしたユーザーへすぐに示し、ブランドの特徴やストーリーを伝えやすくなる点で、メリットがあるといえるだろう。
また、プロフィール上部に表示される「View Shop」ボタンを押すだけで現れる大きなスクロールスペースで次々に最大50の商品を提示できることから、「Shop Module」よりも完全な没入型の空間でアプローチできること、新しいショッピング体験を提供する入り口とできることにポイントがあるともされている。
Twitterも商品発見の場になるか?
ユーザーは、「Twitter Shops」を利用する小売事業者のアカウント、プロフィールにアクセスし、「View Shop」ボタンをタップすると、登録されキュレーションされた商品をスクロールで見ていくことができる。気になる商品を見つけた場合には、その商品をクリックすると、アプリ内ブラウザが起動し、商品詳細を確認したり、販売者のサイトで決済を行って実際に購入したりすることができる仕組みだ。
注意したいのは、あくまでその業者のサイトに遷移して購入するスタイルで、決済・購入はTwitter内で完結する仕様とはなっていない点である。
立ち上げ段階として、米国内の一部企業とマネージドパートナーがこの機能を利用できるようになっており、@Verizon、@ArdenCove、@LatinxlnPower、@GayPrideApp、@AllIDoIsCookUSといった企業がすでに「Twitter Shops」対応となった。
Twitterによると、すでにこの機能をきっかけとした商品に関する会話が交わされるようになっており、顧客コミュニケーションの活性化がみられているという。
今後はTwitterのオーディエンス向けに商品カタログをキュレーションし、Twitter上ですでに話題となっている内容をベースとして、潜在顧客が自然と会話からその商品の購入へとつながるアクションを生み出していくような場になるよう、この機能が成長していくことを期待しているとも説明する。
なお、すでに提供している「Shop Module」やライブショッピング機能、ショッピングマネージャー機能といったTwitterショッピングの全機能と同様、「Twitter Shops」も、Twitter上でビジネスを展開する企業やクリエイターなど、幅広い人々をサポートするためのものだとされているため、現時点では米国内の限定提供だが、対象は順次拡大されていく可能性が高いとみられる。
Twitterでは、ベータ版テストを実施する中で、よりユーザーに発見してもらいやすくする方法や、ブランドストーリーを効果的に伝える新たな方法、事業者が紹介できる商品数の拡充などについても、積極的に検討していくとし、ショッピング領域のさらなる強化を推進する姿勢を見せた。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Twitter 公式ブログ発表記事(プレスリリース)
https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/
▼ 会社概要
Twitter, Inc.は、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの「Twitter」を運営する企業。「ツイート」と呼ばれる半角280文字以内のテキストや画像、動画、URLを投稿し、興味関心をベースとしたユーザー同士の緩いつながりを創出する点を特徴とする。近年はややユーザー数の伸び悩みも見られるが、なお世界的SNSであり、3億3,000万人超のユーザーを抱えているとされる。
社名:Twitter, Inc.
CEO:Parag Agrawal
所在地:米国San Francisco, California
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