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海外 公開日: 2021.03.27

NECヨーロッパ研究所、被災者捜索にAIベースのドローンテクノロジーを開発

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NECヨーロッパ研究所の新しいプロトタイプ技術

 NECヨーロッパ研究所が、自然災害の被災者捜索のために、AIベースのドローンテクノロジーのプロトタイプを開発したと、3月24日に発表している。

 GPSや標準的なセルラー三辺測量などを用いた既存のデバイス追跡技術では、被災者がGPS対応端末などを所持・アクティブになっていることが前提であり、セルラーネットワークインフラがない場所や、遠隔地・山岳地帯などで自然災害が発生した際には、被災者の捜索が妨げられてしまう。

 NECヨーロッパ研究所が開発している被災者捜索・救出ドローンの「SARDO」では、被災者のスマートフォンなどといったデバイスからの信号を識別して、現場を飛行することで捜索救助作業を大幅に改善。セルラー基地局の機能を自律型ドローンに組み込み、正確な位置の特定まで、被災者のスマートデバイスから得られる複数の距離測定値を取得する。



eSIMと物理SIMカードの識別番号を特定

 「SARDO」は被災者の所持するモバイルデバイスのeSIMか、物理SIMカードの識別番号を、基地局のリソースコントロール・コネクションを活用して特定。必要であれば、特定の被災者だけでなく、地域内全ての未確認の被災者両方を捜索が可能だ。

 また、捜索救助チームはデバイスを通じた被災者との直接通信のほか、大規模な自然災害の際には、複数の「SARDO」を導入して、捜索救助活動を拡大することもできる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEC Laboratories Europe プレスリリース
https://www.neclab.eu/

NEC Laboratories Europeのプレスリリース(CISION PR Newswire)
https://www.prnewswire.com/

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