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海外 公開日: 2022.05.04

Snapが手のひらサイズのドローンカメラ「Pixy」を発表、多彩な表現をもっと身近に

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▼ ニュースのポイント
①Snapが手のひらサイズで誰でも使えるドローンカメラの「Pixy」を発表した。
②コントローラー不要で撮影動画は自動ワイヤレス転送、編集や共有も簡単に行える。
③米国とフランスで販売開始、価格は229.99ドル。

「Snapchat」に新たな表現手段を

 スマートフォン向けの画像・動画共有アプリ「Snapchat」を運営する米Snapは4月29日、年次パートナーサミット「Snap Partner Summit 2022(SPS 2022)」において、手のひらサイズで扱いやすいドローンカメラの「Pixy」を発表、同日より販売を開始するとした。まずは米国とフランスで提供する。

 Snapは「Snapchat」のヒットによりSNS企業のイメージが強いが、同社自身は「カメラカンパニー」を掲げており、「Snapchat」も自己表現とコミュニケーションのためにカメラを活用する新しい方法として開発したものだと説明している。

 今日、撮影に使えるカメラデバイスも多様化し、自らの視点を他者と共有する方法も多彩になったが、「Pixy」は空飛ぶカメラとしてさらにその拡張を図るものであり、新たな視点で捉えたい瞬間を映像化、オリジナリティあふれる表現として発信したり、親しい人と共有したりすることを可能にするとした。



設定済みの4つの飛行モードで操作もごくシンプル

 「Pixy」は、これまでの撮影用ドローンカメラのように専用コントローラーで操作するタイプではなく、ごくシンプルな飛行モード選択と手のひらを使って操作するものとなる。

 本体にあるダイヤルで、あらかじめ設定された4つのモード、ホバリング、上空からの撮影、ユーザーの周囲を旋回しての撮影、ユーザー追跡での撮影のいずれかを選択する。そして手のひらにのせ、ボタンをタップすれば、飛行を開始するという。

 あとはユーザーの導くまま、自由に上空を浮遊、周回したり追随したりして、撮影飛行終了時には、差し伸べられたユーザーの手のひらへと帰着し、やさしく着地する。

 飛行中に撮影した動画はワイヤレスで自動転送され、「Snapchat」の「Memories」に保存される。ユーザーはそこから「Snapchat」で使い慣れた編集ツールやレンズ、サウンドを用い、撮影した動画素材に手を加えることができる。

 数回のタップで縦長に切り取ったり、ハイパースピード、バウンス、オービット3D、ジャンプカットといったスマート編集を実行したりと、こちらもストレスなく、迅速に処理できるという。

 編集が完了した動画は、チャットやストーリーズ、スポットライトなど、多様なプラットフォームで共有することが可能だ。

 重さは交換可能なバッテリーを含め、101グラムときわめて軽量。撮影用カメラは1200万画素で、1回の充電により5~8回、10~20秒の短い飛行と撮影が行える。

 「Pixy」は米国とフランスで、在庫終了まで229.99ドル、予備バッテリーと充電器の付属パックタイプが249.99ドルで販売される。なお実際の利用時には、ドローンとして現地の法律と規制を確認の上、用いるよう注意喚起もなされている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Snap プレスリリース
https://newsroom.snap.com/sps2022close

▼ 会社概要
Snap Inc.は、自動的に消える特徴を持ったSNS「Snapchat」を手がける米国の企業。2016年にSnapchat Inc.から改称し、現在の社名となった。ハードウェア製品として動画が撮影できるスマートグラスの「Spectacles」の開発・提供も行ってきている。

社名:Snap Inc.
CEO:Evan Spiegel
所在地:米国・Santa Monica, California

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