• DIGITALIST
  • Trends
  • Indiegogoが正当な運営者への認証バッジ発行へ、CFの信頼性向上目指す
Pocket HatenaBlog facebook Twitter Close
海外 公開日: 2022.02.15

Indiegogoが正当な運営者への認証バッジ発行へ、CFの信頼性向上目指す

お気に入り

▼ ニュースのポイント
①クラウドファンディングの老舗であるIndiegogoが新しく「信頼証明プログラム」を導入する。
②キャンペーンの運営能力が実績で認められる対象者に専用バッジを付与、表示する仕組みに。
③内部レビュー委員会の設置も行い、支援者の安全と利益確保、プラットフォームの信頼性向上を目指す方針。

クラウドファンディングの基礎であるコミュニティと信頼をより確固としたものに

 クラウドファンディングサービスを展開するIndiegogoは米国時間の10日、新たな取り組みとして「信頼証明プログラム(the Trust-Proven Program)」の導入を開始すると発表した。

 キャンペーンが約束通りに実現しなかったり、運営者と支援者が不通になったりといった参加者が不利益を被る失敗事例の発生をできる限り防ぎ、安全性の高い環境を構築、信頼面の問題を解消することを目指す。

 クラウドファンディングの基本は、何かを実現したいと願う企画運営者と、それを支援するため出資しようという人々との共感性、信頼に基づくコミュニティ活動にあり、それがなければ成立しない。

 だからこそ、Indiegogoもこうした信頼面を重視してきたとするが、実際の運用においては、解決すべき問題点が多く残されてもいた。

 今回導入する新プログラムでは、複数のキャンペーンを管理し、支援者に特典を適正に提供した実績ある運営者に対し、「信頼証明バッジ(Trust-Proven Badge)」を付与する。

 この「信頼証明バッジ」は、キャンペーンが進行中のページに直接マークとして表示されるようになるもので、支援者はこのバッジを含む十分な情報を得た上で、実際に出資を行うかどうか決断することができるようになるとされる。



バッジも参考に安全な参加を

 Indiegogoによると、現在はプラットフォーム上で複数のテクノロジーやイノベーションのキャンペーンを実施しているユーザーなど、最もアクティブなキャンペーン運営者を対象に実績などを確認、審査している最中だというが、将来的にはさらに対象を拡大させていく可能性があるともしている。

 まずはテクノロジーとイノベーションカテゴリーで経験と実績が豊富な運営者を優先し、一貫した達成実績・履行状況、優れたレベルでのキャンペーン管理、支援者からの好意的フィードバックがどれほど寄せられているかなどの観点から、自社の専門チームで審査・評価し、バッジを付与していくという。

 一度バッジを付与した場合でも、Indiegogoの提示する方針に従わず、不適切な行動をとった場合には、与えた「信頼証明バッジ」を取り消すこともあるとされ、その権利は社内専門チームが有することも示された。

 なお、FirewallaやSIRUI、VAVA、Canonのキャンペーンページには、すでにこの「信頼証明バッジ」が表示されるようになっている。

 Indiegogoでは、過去10年間、起業家らとともに、何千ものキャンペーンを成功に導いてきたとし、そこで築かれた関係は決して小さなものではないことを強調、今後はこの「信頼証明バッジ」に代表されるプログラムを通じ、成功実績をしっかりアピールしていくとともに、その情報を得た支援者らが、より多くの情報を基に決断できる環境を整えていくとした。

チームの刷新や新たな委員会の設立も

 新たな「信頼証明プログラム」の運用開始に当たり、審査などを担当する専門チーム「Trust & Safety team」を、業界のベテランである新Trust Director、Nelson Ho氏の下、完全刷新する改革も行った。

 内部監査の仕組みも充実させ、この専門チームの決定が支援者の利益を常に念頭に置いたものとなっていることを確認する内部レビュー委員会を創設する。

 さらに、同じクラウドファンディングプラットフォームを手がけるGoFundMeと共同で「Crowdfunding Trust Alliance」を設立、業界トレンドやベストプラクティスを定期的に共有するものとしており、今後はこれ以外のクラウドファンディングプラットフォームにも広がるアライアンスとなっていくことを期待するとした。

 このほか、「ガイドポスト・プログラム(Guidepost Program)」で、キャンペーン開始前の積極的な審査を徹底し、その実現能力を判断、一定以上の安全性が確保されるよう取り組んでいくともしている。

 Indiegogoでは、クラウドファンディングで何かを起こし、作り出していけるのは、支援者のコミュニティがあるからであり、より良い運営者の識別に活きる十分な情報の提供に務め、コミュニティの健全化を図りたいと説明する。

 信頼は一夜にして発展、構築されるものではないが、支援者がより安全で信頼できるスペースとして活用しやすく、イノベーションに積極的に関与していける場となるよう、さらにツールやプログラムの構築・実装を進めていきたいとした。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Indiegogo ブログ発表記事(プレスリリース)
https://go.indiegogo.com/blog/2022/02/

▼ 会社概要
Indiegogoは、2008年に設立された米国の企業。クラウドファンディングによる資金調達を行う手段を広く提供しており、その老舗として「Kickstarter」と双璧をなす存在になっている。比較的審査基準が緩く、設定した調達金額に達しなかった場合も出資者らに全額を返金する方法と、9%の手数料を負担して集まった額だけ受け取る方法が選べるなど、多少のリスクはいとわない出資を呼び込む点に特色がある。

社名:Indiegogo
CEO:Andy Yang
所在地:米国・San Francisco, California

関連記事

DIGITALIST会員が
できること

  • 会員限定記事が全て読める
  • 厳選情報をメルマガで確認
  • 同業他社のニュースを閲覧
    ※本機能は、一部ご利用いただけない会員様がいます。