海外
公開日: 2022.03.31
Otter.aiが会議向けの新機能群を発表、サマリー自動作成などで生産性アップ
▼ ニュースのポイント
①Otter.aiが会議を生産的にする「Otter」の新機能群リリースを発表した。
②独自の会話型AIを導入、サマリー自動作成機能や重要部分の自動記録に対応。
③ホームフィードの操作性・利便性も向上、カレンダーとの連携もより密に。
新たな「Otter」は、とくにさまざまなチームと複数のプロジェクトをこなすビジネスパーソンに配慮し、コラボレーションの機会創出を促進していくような、よりスマートで、より生産的、強い協力関係が結ばれた会議が実現できるよう、人々のコミュニケーションを合理的にサポートすることを目指す。
新機能は、Otter.ai独自の会話型AIを初導入したことによって実現されたもので、オンライン(バーチャル)会議、対面会議、ハイブリッド会議と、あらゆるタイプの会議コミュニケーションを改善し、会議の実施にかかる手間を最小化する。
最大の注目は、Webブラウザ版のOtter Businessベータ版にのみ適用されるものとなるが、AIによって自動で会議の要約が作成される「自動アウトライン」機能だ。
会議が実施されると、そのやりとりの概要が自動でまとめられ、プラットフォーム上の「アウトライン」パネルに表示されるようになる。録音を確認したり、議事録を読んだりすることなく、必要時にすぐ会議の概要と流れをチェックできる。
また、会議のアクションアイテムや決定事項、とくに重要な瞬間を記録する、新たな「Meeting Gems」パネルも導入された。ユーザーはこのパネルから、項目の割り当てやコメントの追加、質問などをワンクリックで行うことができる。
「Meeting Gems」パネルは、ミーティングノート内の部分断片をハイライトしさえすれば、直接自動生成される仕組みとなっているため、誰でも直感的にすぐ活用可能だ。

具体的には、共有された重要な会話内容やハイライト、コメント、タグ付けされたアクションアイテムへの簡単なアクセスを可能としている。保存されたメモを開き、検索すれば、より内容を深く掘り下げて確認することも可能という。
GoogleやMicrosoft Outlookのカレンダーを「Otter」に接続連携させると、カレンダーから直接会議に参加したり、「Otter Assistant」機能でのスケジューリングを実行したり、会議メモを取り込んで参加者と共有するといったこともできる。
また、会議をやむなく欠席した場合や、後から会議内のやりとりについてもう一度話を聞きたい場合などには、カレンダーからその実施日へ移動すると、該当の会議メモが取得できる。
Otter.aiによると、毎日5億人以上がバーチャル会議やハイブリッド会議を実施しており、多くのビジネスパーソンや組織が職場でのコラボレーションやアクセス性、生産性を高める会議ツールを求めるようになっているという。
そのようなニーズの高まりから、「Otter」の利用率も急速に高まっており、昨年1年間で総利用時間は400%増加、30億分から120億分にまで延びたと報告している。
Otter.aiでは、今回の新機能によって、現在、膨大な時間を費やして実施されているあらゆる会議を、より簡単に、迅速に、生産的に行えるようにし、その中でのコミュニケーションを最適化していきたいとした。
オンラインで「Otter」にログインしているユーザーには今後数日間、この新機能によるユーザー体験を紹介するポップアップが表示される。ユーザーはそこから直接ワンクリックで、すぐにアップデートするか、「Otter」ホームページ内のボタンから任意のタイミングでアップデートするかを選択できる。
なお、この新機能群を搭載したアップデート内容は、2022年5月までに全ユーザーへと展開される予定となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Otter.ai プレスリリース
https://otter.ai/blog/
▼ 会社概要
Otter.aiは、AIと機械学習の技術を用い、音声からテキストへの文字起こしや翻訳アプリを中心に、サービスの開発と提供を進めているテクノロジー企業。GoogleやDeepMind、Facebook、Teslaといった企業の初期投資家から支援を受ける企業としても知られる。「Otter」では、会議やインタビュー、講義など、多様な場面での英語会話をリアルタイムにテキスト化、メモとして管理することなどができる。
社名:Otter.ai
CEO:Sam Liang
所在地:米国・Los Altos, California
①Otter.aiが会議を生産的にする「Otter」の新機能群リリースを発表した。
②独自の会話型AIを導入、サマリー自動作成機能や重要部分の自動記録に対応。
③ホームフィードの操作性・利便性も向上、カレンダーとの連携もより密に。
会議はサクッと手間なく生産的に!AIのサポートで改革
Otter.aiは米国時間の3月29日、「Otter」のメジャーアップデートを発表、AIを活用した新たな機能群を追加搭載し、その仕様について明らかにした。アップデート内容はiOS向け、Android向けのいずれも今後数週間のうちに適用される予定だ。新たな「Otter」は、とくにさまざまなチームと複数のプロジェクトをこなすビジネスパーソンに配慮し、コラボレーションの機会創出を促進していくような、よりスマートで、より生産的、強い協力関係が結ばれた会議が実現できるよう、人々のコミュニケーションを合理的にサポートすることを目指す。
新機能は、Otter.ai独自の会話型AIを初導入したことによって実現されたもので、オンライン(バーチャル)会議、対面会議、ハイブリッド会議と、あらゆるタイプの会議コミュニケーションを改善し、会議の実施にかかる手間を最小化する。
最大の注目は、Webブラウザ版のOtter Businessベータ版にのみ適用されるものとなるが、AIによって自動で会議の要約が作成される「自動アウトライン」機能だ。
会議が実施されると、そのやりとりの概要が自動でまとめられ、プラットフォーム上の「アウトライン」パネルに表示されるようになる。録音を確認したり、議事録を読んだりすることなく、必要時にすぐ会議の概要と流れをチェックできる。
また、会議のアクションアイテムや決定事項、とくに重要な瞬間を記録する、新たな「Meeting Gems」パネルも導入された。ユーザーはこのパネルから、項目の割り当てやコメントの追加、質問などをワンクリックで行うことができる。
「Meeting Gems」パネルは、ミーティングノート内の部分断片をハイライトしさえすれば、直接自動生成される仕組みとなっているため、誰でも直感的にすぐ活用可能だ。

ホームフィードとカレンダーで管理も簡単
ホームフィードも進化し、ミーティング前後のアクションをワンストップで優先的にサポート、表示する仕様となった。具体的には、共有された重要な会話内容やハイライト、コメント、タグ付けされたアクションアイテムへの簡単なアクセスを可能としている。保存されたメモを開き、検索すれば、より内容を深く掘り下げて確認することも可能という。
GoogleやMicrosoft Outlookのカレンダーを「Otter」に接続連携させると、カレンダーから直接会議に参加したり、「Otter Assistant」機能でのスケジューリングを実行したり、会議メモを取り込んで参加者と共有するといったこともできる。
また、会議をやむなく欠席した場合や、後から会議内のやりとりについてもう一度話を聞きたい場合などには、カレンダーからその実施日へ移動すると、該当の会議メモが取得できる。
飛躍的に利用が増加する会議ツールとOtter
このほか「Otter Assistant」機能を用い、バーチャル会議内で提示されたミーティング用スライドや画像類について、ワンクリックで画面キャプチャし、直接「Otter」ノートに追加、素早く視覚的に参照できる資料とすることも可能になった。Otter.aiによると、毎日5億人以上がバーチャル会議やハイブリッド会議を実施しており、多くのビジネスパーソンや組織が職場でのコラボレーションやアクセス性、生産性を高める会議ツールを求めるようになっているという。
そのようなニーズの高まりから、「Otter」の利用率も急速に高まっており、昨年1年間で総利用時間は400%増加、30億分から120億分にまで延びたと報告している。
Otter.aiでは、今回の新機能によって、現在、膨大な時間を費やして実施されているあらゆる会議を、より簡単に、迅速に、生産的に行えるようにし、その中でのコミュニケーションを最適化していきたいとした。
オンラインで「Otter」にログインしているユーザーには今後数日間、この新機能によるユーザー体験を紹介するポップアップが表示される。ユーザーはそこから直接ワンクリックで、すぐにアップデートするか、「Otter」ホームページ内のボタンから任意のタイミングでアップデートするかを選択できる。
なお、この新機能群を搭載したアップデート内容は、2022年5月までに全ユーザーへと展開される予定となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Otter.ai プレスリリース
https://otter.ai/blog/
▼ 会社概要
Otter.aiは、AIと機械学習の技術を用い、音声からテキストへの文字起こしや翻訳アプリを中心に、サービスの開発と提供を進めているテクノロジー企業。GoogleやDeepMind、Facebook、Teslaといった企業の初期投資家から支援を受ける企業としても知られる。「Otter」では、会議やインタビュー、講義など、多様な場面での英語会話をリアルタイムにテキスト化、メモとして管理することなどができる。
社名:Otter.ai
CEO:Sam Liang
所在地:米国・Los Altos, California
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