データ
公開日: 2021.03.22
ブレインスリープ・NTT東日本、AIを活用した睡眠ソリューションの実証実験
医学的・科学的エビデンスに基づいた睡眠革命
睡眠に特化したコンサルティングやITを活用したサービスなどを展開するブレインスリープは、NTT東日本(日本電信電話)と共同で、睡眠におけるデータ分析基盤の構築や、睡眠障害診断のAI予測に関する実証実験をスタートしたことを、3月15日に公表した。実証実験では、ブレインスリープの睡眠に関するデータと、今後の研究データを一元的に蓄積し、AIが分析したデータを活用して睡眠データの利活用基盤を構築する。

睡眠障害の診断と早期発見へ
また、睡眠クリニックと連携した睡眠障害の診断をサポートするAIモデルの構築をスタート。睡眠検査の実績を誇る太田睡眠科学センターにおいて、PSG検査で診断が確定された約1万人の問診・検査データを基に睡眠障害を予測する。脳波センサ・ドップラーセンサ・環境センサなどのIoTセンシングを駆使し、最適な仮眠時間や覚醒タイミングを検証する。さらに、健康経営の促進や新しい睡眠ソリューションの創出を希望する企業、スマートシティを推進する自治体へデータ利活用基盤を用いた支援を行う。
睡眠可視化Webサービスを活用
企業においては、睡眠偏差値forBizにより従業員の睡眠やエンゲージメントを可視化。睡眠のほかストレスや生産性なども分析でき、従業員のプレゼンティーイズム改善など、健康経営の促進に向けた支援もする。日本では睡眠時間が年々短くなる傾向があり、「睡眠負債」による日中の集中力低下や精神状態の悪化、生活習慣病などの疾病リスクの増大が心配される。今後は、ブレインスリープの睡眠医学の知見と、NTT東日本のICT技術による日本の睡眠課題の解決を目指していく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ブレインスリープ プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000046684.html
関連記事
-
データ
2023.06.29
学情が20代の「AI・DXスキルの習得」に関する調査を実施 8割がAI・DXスキルを「習得したい」と回答
-
データ
2023.06.25
ヨクトがIoTヨガマット「yoctoMat」の実証実験を実施 IoTヨガマットとアプリを使ったヨガレッスンを隔週で開催
-
データ
2023.06.22
帝国データバンクが生成AIの活用に関する企業アンケートを実施 6割超の企業が生成AIを活用・検討
-
データ
2023.06.09
アイギステックが国内主要製造業30社のダークウェブへの情報流出を調査 30社全てでダークウェブへの情報流出を確認
-
データ
2023.05.23
PwCコンサルティングが「生成AIに関する実態調査2023」を公開 認知度は半数に満たず
-
データ
2023.05.11
YuMakeと奈良先端科学技術大学院大学が共同研究をスタート 個人の体感温度を日常生活に活用することが目的