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公開日: 2021.03.30
5GとAIで鉄道インフラを遠隔からリアルタイムに自動監視する実証試験に成功
構築したシステムのさらなる高度化へ
NTTドコモは、中央復建コンサルタンツ・京浜急行電鉄・横須賀市とコンソーシアムを組み、鉄道インフラの遠隔から自動監視する実証実験と、インフラ維持管理システムの構築に成功したことを3月26日に公表した。
4K映像が遠隔PCに結果を配信するまで、最速0.94秒
実証試験は、2020年12月21日から2月12日まで京急電鉄久里浜工場で実施された。4Kで撮影した映像を5Gで伝送し、網内クラウド環境(MEC)で高速AIディープラーニングが解析。解析結果は遠隔地にリアルタイムで配信された。幅1mmの疑似的なき裂をAI解析が検出
車両監視では、固定4Kカメラとサーマルカメラで車両の床下機器を撮影。台車の疑似的なき裂・ブレーキパッドの摩耗・機器収容箱ハンドルの開き・車軸温度の上昇を検出している。4K映像が遠隔地に配信されるまで1.26~1.33秒
線路点検にはドローンを活用し、Wi-Fiの構成、ドローン上の5G端末と5G基地局の上空と地上が直接通信可能な構成を導入。AI解析が10cm角の木片から身長170cmの人まで検出している。今後は、5Gと高速AIディープラーニング、4K映像配信、ドローンなどの先進的なデバイスを活用し、中央復建コンサルタンツとNTTドコモが本格運用の検討をしていく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
NTTドコモ プレスリリース
https://kyodonewsprwire.jp/release/202103252813
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