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総務・法務 公開日: 2022.10.24

リモートワークで問われるマネジメント力、原因や対策を解説

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 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、多くの企業でリモートワークが導入されている。オフィス以外の場所で勤務できるため、社員の感染防止対策ができるとともに、通勤費用やオフィスコストの削減にもつながる。一方で、出勤して働く場合とは異なり、上司が部下の仕事状況を直接見て把握できるわけではないので、マネジメントを工夫する必要がある。

 本記事では、リモートワークにおけるマネジメント力の重要性やリモートマネジメントの課題、リモート下でもマネジメントを発揮させるポイントなどについて解説する。リモートワークマネジメントを成功させたい方はぜひご覧いただきたい。

目次

【画像】Shutterstock

リモートワークにおけるマネジメント力の重要性

 リモートワークが導入されてから数ヶ月の間に、ZoomやTeamsなどのツール活用は日々使用することで慣れてきたであろうが、以下の四つのマネジメント課題が顕在化してきている。

・社員が納得できる評価をどのようにするか
・社員の自立をどのように促すか
・経営方針(ミッション・ビジョン・バリュー)をどのようにチーム内へ浸透させるか
・上司と部下の間で対話量をどのように増加させるか

 上記の四つの課題はコロナ禍以前から変わらない課題であったが、課題を解決しなくとも組織が回っていたため、改善する必要がなかった。しかし、コロナ禍になってリモートワークを導入したことで課題が次第に大きくなっていき、それぞれの課題を解決する必要が出てきた。

 またリモートワークが普及したことで、働き方に関する感覚や思考が社員によって大きく異なることが、アメリカのコンサルティング会社GALLUPの調査によって判明している。

 同調査では、リモートワークで働いている社員の意見として、以下の三つが挙げられている。

・リモートワークで孤独を感じる人もいれば、開放感を感じる人もいる
・24時間365日仕事ができることに喜びを感じる人もいれば、仕事とプライベートの区別がつきにくくてストレスを感じる人もいる
・業務時間外の議論を好む人もいれば、業務時間外に仕事の話は一切したくない人もいる

 上記のように社員によってさまざまな感覚や価値観を持っていることが明らかになっている。そのため、社員毎の価値観の相違に理解を示したうえで、マネジメントする必要がある。

リモートマネジメントで発生する課題

【画像】Shutterstock
 リモートマネジメントでよく発生する課題を三つ紹介する。

チームメンバーの進捗状況が不透明

 リモートワークを導入しても、チームメンバーの進捗状況が不透明なため、仕事の成果に至るまでのプロセスが把握しにくくなる。上司がチームメンバーの働きぶりを直接確認できないことから、適切な評価がされているかと部下を不安に感じさせる可能性も考えられる。人によっては、上司に適切な評価をされないことから、仕事へのモチベーションが低下する恐れもあるだろう。

 リモートワークを導入する際は、業務のプロセスが見えないことで情報漏えい事故につながる可能性やチームメンバーが納得する評価が得られないなどの課題に対応する必要がある。

コミュニケーション量の減少

 リモートワークを導入したことで、コミュニケーション量が減少する恐れがある。同じオフィス内で仕事をしていれば自然な会話のやり取りが生まれることもあるが、離れた場所で仕事をする場合、上司と部下がコミュニケーションをあまり取らずに仕事を進めていくことも珍しくない。お互いが適切なタイミングで話しかけることが難しくなっていくことで、結果的に孤独感・孤立感が生まれやすくなった。

 また、チャットでのコミュニケーションが主となったことから、情報共有の仕方が変化し、さらなるコミュニケーション量の減少へとつながっている。

業務プロセスの変化

 リモートワークが導入されたことで、多くの職種や企業で業務プロセスが変化してきている。以前までは対面でおこなっていた仕事も、できるかぎりオンラインでの仕事に切り替えたことにより、従来よりも確認の時間が増え、工数がかかるようになり、労働時間が増加した。

 結果的に以前ほど仕事の成果が出しにくくなり、社員のモチベーション低下へとつながる可能性がある。

リモート下でもマネジメントを発揮させるポイント

【画像】Shutterstock
 リモート下でもマネジメントを発揮させるポイントを五つ紹介しよう。

定期的な組織ビジョンの共有

 定期的な組織ビジョンを社員に共有することで、組織内に経営方針(ミッション・ビジョン・バリュー)を浸透させやすくなる。

 経営方針を社員に浸透させることにより、行動指針や判断基準が明確に理解できるため、業務遂行上の悩みや迷いを解消できる。ほかにも、社員が経営方針を理解することで、企業や同僚との一体感を得やすくなり、仕事のモチベーション向上にもつながる。

明確な目標設定

 明確な目標設定をすることで、社員のモチベーションが向上して成果を得やすくなり、社員が納得できる評価ができるようになる。営業の仕事であれば、新規顧客への提案成功率を30%以上にしたうえで、売上450万円を達成するといった目標でもいいだろう。

 また、社員の評価をする際に、成果のみを評価基準にすることをあらかじめ提示すれば、社員のモチベーションが向上して企業の売上増加にもつながる。

適切なツールを導入する

 リモートワークを推進するためには、顧客情報のデータ化に適切なツールを導入することが欠かせない。顧客のデータを一目で確認できることで、適切な対応・提案がスムーズにできるからだ。顧客情報のデータ化におすすめしたいのがSansanのクラウド名刺管理サービスだ。

 クラウド名刺管理サービスとは、社内の名刺をデータ化してシステムと連携・活用することで、オンラインで新たな営業手段を確立できるサービスである。社内のメンバーの名刺情報によるアップデートや人事異動情報をもとに、連絡先や部署に変更があった場合に通知される。

 常に最新の企業や人物の情報を入手できるシステムのため、即座に対応することが困難な取引先の情報の変更もスムーズだ。Sansanのクラウド名刺管理サービス導入を検討している方はぜひお問い合わせいただきたい。

メンバーの自立を促す

 メンバーの自立を促す際は、自立支援型マネジメントが最適だ。自立支援型マネジメントとは、経営目標を達成するための戦略を自主的に考えるといった主体的に仕事に取り組む人材を支援するマネジメント方法である。ただ精神面が不安定になりやすいリモートワークにおいては、タイミングを合わせた関わりが大切だ。

 リモートワークで孤独感を感じているメンバーには自立支援型マネジメントより先にメンタルケアや仕事の進め方をともに考えていくことが必要である。メンバーの不安や悩みが減って状況が落ち着いたときに初めて自立支援型マネジメントが実施できる。

コミュニケーションの機会を意図的に作る

 オンライン上でコミュニケーションの機会を意図的に作ることで、社員の孤独感や孤立感を解消できるだろう。たとえばZoomを使用してチーム内の誰でも入れる「バーチャルなオフィス空間」を作って、勤務時間中はできるかぎり参加するようにするといったことも可能だ。

 「バーチャルなオフィス空間」を作ることで、勤務時間中にちょっとした情報やノウハウを共有したい場合に役立つ。会議ツールを適宜利用して、リモートマネジメントの改善に活用してほしい。

リモートマネジメントの成功事例

【画像】Shtterstock
 リモートマネジメントの成功事例について解説する。

日本航空

 日本航空では、2010年の経営破綻、そこからの再生のプロセスを経て他の企業よりもいち早くリモートワークとリモートマネジメントを導入してきた。

 モバイル機器やチャットツールによってメンバー間のコミュニケーションを活性化することで、リモートマネジメントを可能にしている。

ミクシィ

 ミクシィでは、リモートワークとオフィスワークを融合した働き方「マーブルワークスタイル」を2022年4月から実施している。業務内容に応じて最適な出社回数を部署ごとに選択でき、より柔軟性のある働き方が実施できる。

 一方で、ミクシィでは対面でのコミュニケーション機会を増加させることが大切だと考えている。遠方居住者が出社しやすいように交通費支給対象とする交通手段の範囲を新幹線や飛行機などに拡大して、上限月15万円まで交通費支給を実施する予定だ。

 さらに、コロナ禍以降に導入されたオンライン親睦会の費用補助も行い、業務外コミュニケーションを促進し、社員が孤独を感じにくい働き方の実現に努めている。

カルビー

 カルビーでは、オフィス勤務者約800名に対して「Calbee New Workstyle」を2020年7月から導入している。「Calbee New Workstyle」は、リモートワークを原則としつつ、業務遂行の質やスピードを向上させることで、より成果を追及する働き方である。

 モバイルワーク手当としてリモートワークの環境整備に必要な費用を一部補助してくれるため、インターネット環境が整っていない社員であっても、気軽にリモートワークを導入しやすい。

日産自動車

 日産自動車では、音声テレビ会議システムを用いたリモートワークを実施している。業務中は音声テレビ会議システムで社員の顔を映し出すことで、社員の仕事ぶりを目視で確認できる。

 仕事の状況によって「連絡可能」「取り込み中」「応答不可」「一時退席中」など自身の業務状況も表示できるため、社員と気軽なコミュニケーションを取りやすい。

SmartHR

 システム開発会社であるSmartHRは、オンラインで社員同士がコミュニケーションを取れる場を積極的に設けている。たとえばツールを活用した社員であれば誰でも参加可能なオープンな会議を定期的に開催している。

 オープンな会議を頻繁に開催することで、定期的に現場の声を聞く機会を設けて社員のモチベーション維持に努めている。

リモートマネジメントは適切な環境設定から

【画像】Shutterstock
 リモートマネジメントを実施する際は、適切な環境設定からおこなう必要がある。リモートマネジメントでは、以下の三つの環境設定が欠かせない。

・コミュニケーション環境の整備
・リモートワークをする際に必要な情報セキュリティ対策をおこなう
・適切な労務管理・人事評価をおこなう

 コミュニケーション環境を整備しなければ、社員が業務中に孤独感を感じてしまいやすい。Web会議システムを常時接続して適宜社員とコミュニケーションを取りやすい環境を構築するといったITツールを活用した工夫をすれば、円滑な会話が可能になる。

 また、悪意のあるソフトウエアや不正侵入に対するセキュリティ対策だけでなく、VPNを導入して社外から社内の情報へアクセスできるようにすることで、リモートワークに使用する端末に重要な機密情報を保持させない仕組みを構築することが大切だ。

 労務管理・人事評価に関しては、勤怠管理システムを中心としたITツールを積極的に活用すれば、社員の適切な労務管理・人事評価がしやすくなる。

リモートワークを推進のために

 リモートマネジメントを成功するか否かは、事前の環境構築が大切である。リモートマネジメントがうまくいけば、社員のモチベーション向上につながり、企業の業績がさらによくなることも予想できる。

 リモートワークを推進するためには、顧客情報のデータ化が欠かせない。営業DXサービスのSansanを使用すれば、社内の名刺が集客されたデータベースが構築でき、さらなるビジネスの可能性が広がる。よりビジネスを発展させるためにも、Sansanの導入を検討してみてはいかがだろうか。

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